目次
はじめに
動画で水面をキラキラさせようと思ってクロスフィルターを購入したのですが、どうしても下の写真の様なクッキリした光芒になりません。
感触としては、絞りは絞った方が良さそうな気がするのですが、本当にそうなのでしょうか?
そんな訳で、早速調べてみました。
絞りと光芒のの関係
下は約4m先にある点光源を、焦点距離35mmのレンズを使って、絞りF2.0で撮った写真です。
これを見て驚きました。
絞りを開けると光芒は小さくなると思っていたのですが、そうでもありません。
では次に、絞りをF16まで絞って撮った写真が以下になります。
ご覧の通り撮影データが表示されていないと、差が分からないほどソックリです。
という訳で、光芒の出方は絞りには一切関係しないと言えそうです。
と言いたい所なのですが、実はそうでもないのです。
と言いますのは、上の写真はあくまでも点光源にピントが合っている場合です。
ではピントが外れていたらどうなるでしょうか。
ピントが外れた場合
下は絞りF2.0で且つピント位置を1mにして、4m先にある点光源をぼかした状態です。
するとご覧の通りで、光芒もボケてしまってキラキラ感が失せてしまいました。
次に絞りをF16にすると、ボケが解消されてキラキラ感が戻ってきます。
という訳で、実際の撮影でキラキラ感を出せなかったのは、絞りを開け気味で且つ被写体にピントを合わせていたため光芒がボケていたからです。
まとめ
という訳で、クロスフィルターを有効に使うためには、背景と比べて明るい光源を極力ピントを合わせて撮る必要があるという事です。
また被写体と点光源が離れている場合は、極力絞りを絞って被写界深度を深くする必要があると言えます。
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