2022/01/31
数年前なら2K(FHD)が200万画素、4Kが800万画素と覚えておけばそれで事足りたのですが、最近では5Kだの6Kだの7Kだの8Kだのとどんどん数値が増えてきて、その解像度(画素数)がどのくらいなのか皆目見当が付かなくなってきました。
それだけならまだしも、更にはDCI(17:9)4KだのUHD(16:9)8Kだのと言われると、もうお手上げです。
そんな訳で、K表示とそれに対応する画素数の表を作りましたので、もし宜しければ参考にして頂ければと思います。
目次
K表示と画素数の換算表
K表示と画素数の換算表は以下の通りです。
K表示\種類 | UHD(16:9) の画素数 |
3:2で必要な 画素数 |
DCI(17:9)の画素数 | 3:2で必要な 画素数 |
参考:0.8K(SD) | 30万画素(640×480)4:3 | N/A | N/A | N/A |
参考:0.8K(SD) | 35万画素(720×480)3:2 | 35万画素 | N/A | N/A |
0.9K(WideSD) | 41万画素(853×480) | 49万画素 | 44万画素 | 55万画素 |
1.0K(QHD) | 52万画素(960×540) | 61万画素 | 55万画素 | 70万画素 |
1.3K(HD) | 92万画素(1280×720) | 138万画素 | 124万画素 | 157万画素 |
1.5K | 117万画素(1440×810) | 138万画素 | 124万画素 | 157万画素 |
1.7K(HD+) | 144万画素(1600×900) | 171万画素 | 154万画素 | 193万画素 |
参考:地デジ用 | 156万画素(1440×1080)4:3 | N/A | N/A | N/A |
2.0K(FHD) | 207万画素(1920×1080) | 246万画素 | 221万画素 | 279万画素 |
2.5K | 324万画素(2400×1350) | 384万画素 | 346万画素 | 435万画素 |
2.7K(WQHD) | 369万画素(2560×1440) | 437万画素 | 393万画素 | 495万画素 |
3.0K | 467万画素(2880×1620) | 553万画素 | 498万画素 | 627万画素 |
3.5K | 635万画素(3360×1890) | 753万画素 | 677万画素 | 853万画素 |
4.0K(UHD) | 829万画素(3840×2160) | 983万画素 | 885万画素 | 1114万画素 |
4.5K | 1050万画素(4320×2430) | 1244万画素 | 1120万画素 | 1410万画素 |
5.0K | 1296万画素(4800×2700) | 1536万画素 | 1382万画素 | 1741万画素 |
5.3K(UHD+) | 1475万画素(5120×2880) | 1748万画素 | 1573万画素 | 1981万画素 |
5.5K | 1568万画素(5280×2970) | 1859万画素 | 1673万画素 | 2106万画素 |
6.0K | 1866万画素(5760×3240) | 2212万画素 | 1991万画素 | 2507万画素 |
6.5K | 2190万画素(6240×3510) | 2596万画素 | 2336万画素 | 2942万画素 |
7.0K | 2540万画素(67203×780) | 3011万画素 | 2710万画素 | 3412万画素 |
7.5K | 2916万画素(7200×4050) | 3456万画素 | 3110万画素 | 3917万画素 |
8.0K | 3318万画素(7680×4320) | 3932万画素 | 3539万画素 | 4456万画素 |
8.5K | 3745万画素(8180×4590) | 4439万画素 | 3995万画素 | 5031万画素 |
9.0K | 4199万画素(8640×4860) | 4977万画素 | 4479万画素 | 5640万画素 |
9.5K | 4679万画素(9120×5130) | 5545万画素 | 4990万画素 | 6284万画素 |
10.0K | 5184万画素(9600×5400) | 6144万画素 | 5530万画素 | 6963万画素 |
簡単に上表の見方をお伝えしておきますと、例えばUHD8K(16:9)の画素数は3318万画素で、それに必要なフルサイズ(3:2)の撮像素子の画素数は3932万画素という事です。
ちなみに2K(1920×1080)、4K(3840×2160)と言われるのは、その長辺の画素数から来ています。
またDCI(Digital Cinema Initiatives)はUHD(Ultra High Definition)に対して、縦方向の画素数は同じで、横方向の画素数が17/16倍多くなります。
なお本来数値の桁数を表す単位であるキロは小文字のkを使用しますが、ここではあくまでも動画の解像度を示すという事で大文字のKが使われています。
このためこれ以外の所で、数値の桁数を表すために大文字のKを使ってはいけません。
なぜならば、うっかり他で使うと絶対温度を表すケルビン(K)という別の単位になってしまうからです。
また2K、4K、8K以外の値は、これらを基にした計算値ですので、各社のK表示の画素数と若干の違いがあります。
画素数からK表示への変換方法
縦横の画素数が分かっている場合、K表示(16:9)の値を求める方法は以下の通りです。
K表示=横の画素数÷960
例えば4Kの画素数は3840×2160なので、3840÷960で4となります。
なお17:9の場合は、以下の様になります。
K表示=横の画素数÷1020
総画素数からK表示への変換方法
総画素数からK表示の値を求める、或いはその逆は以下の通りです。
16:9の場合
総画素数からUHD(16:9)のK表示を求める場合は、以下の式をエクセルに貼付すれば求められます。
K表示=(総画素数/518400)^0.5
K表示からUHDの総画素数を求めるのでしたら、以下の式をエクセルに貼付すれば求められます。
総画素数=518400*(K表示)^2
17:9の場合
総画素数からDCI(17:9)のK表示を求める場合は、以下の式をエクセルに貼付すれば求められます。
K表示=(総画素数/552960)^0.5
K表示からDCIの総画素数を求めるのでしたら、以下の式をエクセルに貼付すれば求められます。
総画素数=552960*(K表示)^2
総画素数から縦横の画素数を求める方法
16:9の総画素数から縦横の画素数を求める場合は、以下の式をエクセルに貼付すれば求められます。
縦の画素数=(総画素数*9/16)^0.5
横の画素数=(総画素数*16/9)^0.5
17:9の場合は、以下の様になります。
縦の画素数=(総画素数*9/17)^0.5
横の画素数=(総画素数*17/9)^0.5
まとめ
まとめとしては、2K(FHD)で200万画素だと覚えておけば、4Kはその4倍で800万画素、8Kはそのまた4倍で3200万画素だと導けます。
また3Kの場合でしたら、2Kの1.5倍で、それを2乗して2.25倍(=1.5×1.5)となり、それを200万画素に掛けて450万画素と求められます。
またもし可能でしたら、2K(FHD)が1920×1080と覚えておけば、この前後の数値を直接1.5倍すれば3Kの画素数(2880×1620)になり、2倍すれば4Kの画素数(3840×2160)を精確に導きだす事ができます