LINEにおける動画と写真のリサイズ率

はじめに

知り合いに写真や動画を送るのに、手っ取り早くLINEで済ます事は良くある事です。

恐らく多少のリサイズは行っているのでしょうが、誰も気が付かなければ大した問題ではありません。

と思っていました。

ところが、LINEで転送した動画を自分で見てみたら、何と明らかに動きがカクカクしているではありませんか。

これでは折角撮った動画が、台無しです。

そんな訳で、どれくらいリサイズされているのか、調べてみました。

動画

先ず動画については、下にあります様に大幅にリサイズされているではありませんか。

具体的には、解像度がFHD(1920×1080)からHD(1280×720)に、フレームレートが29.97fpsから24fpsにリサイズされているのです。

これをリサイズされた率にしてみると、解像度は67%に低下し、フレームレートは80%低下し、トータルで53%にも低下しているのです。

ところが容量は、66MBから49MBと74%にしか低下していません。

変だと思ってよく見ると、エンコード方式がH.265から旧式のH.264に変わっています。

何でわざわざH.264に戻すのかと思わないではいられませんが、もしかしたら少しでもサーバーによるリサイズの負荷を減らしたいのかもしれません。

写真

そうなると、ついでに写真はどうか知りたくなります。

すると下をご覧の通り、本来2000万画素の写真なのですが、なな何とその1/7の280万画素にリサイズされるのです。

オリジナル写真のプロパティ(左)とLINE転送後のプロパティ(右)

びっくり仰天と言いたい所なのですが、今どき写真をプリントする事もないでしょうから、4Kモニター(200万画素)で見る程度ならばこれで十分なのでしょう。

どうやら、それなりに考えられてはいる様です。

まとめ

動画や写真をオリジナルままに送付したいのならば、LINEではなくファイル転送サービスを利用するべきである。

特に動画においては、少し大きめのモニターで見れば確実に違いが分かるので、多少面倒でもファイル転送サービスを利用すべきである。