キヤノンのRAWファイルは12ビットか14ビットか

キヤノンのRAWファイルのビット深度は、12ビットなのでしょうか、それとも14ビットなのでしょうか。

カメラの仕様書を調べても、残念ながら明確には記載されていません。

ちなみにキヤノンの現像ソフトであるDigital Photo Professional の用語集によれば、以下の様に記載されています。

RAW画像

EOS DIGITALカメラのRAW画像は、非圧縮形式の14bit（ビット）または、12bitで記録された画像です。RAW画像を閲覧するにはDPPなどの現像処理機能を搭載したソフトウェアが必要です。RAW画像の利点は、調整にともなう画像の劣化がほとんどないことです。「RAW」とは、「生の」や「そのまま」の意味です。

結局の所、自分が持っているカメラはどちらか不明なのですが、非圧縮形式のRAWファイルであれば、計算で12ビットか14ビットかが分かります。

その計算方法は非常に簡単で以下の通りです。

ビット深度＝RAWファイルの容量÷画素数

例えばEOS R6ですとRAWファイルの容量は21.8MBですので、以下の様になります。

ビット深度＝21.8MByte×8bit／byte÷2010万画素
＝21800000byte×8bit／byte÷20100000pix
＝8.7bit/pix

8.7ビットと妙な値になりましたが、これはRAWファイルと言いながらも、どうみても可逆圧縮が行われているのでしょう。

という訳で、残念ながらキヤノンのRAWファイルのビット深度は不明なのですが、常識的に考えれば14ビットではないでしょうか。