CQP(Constant Quantization Parameter)の威力

はじめに

動画の書き出し方式のひとつであるCQP(Constant Quantization Parameter)とは、CBRやVBRと違ってビットレートではなく、動画の品質を設定して書き出しを行なうものです。

このためCBRやVBRは、動画の精細度や画面の動きに応じてビットレートを変更しなければならないのですが、CQPにおいては一度動画品質のパラメーターを設定してやれば、動画に応じてビットレートを自動で設定してくれるという優れものです。

という訳で、実際にそうなるのかどうか調べてみました。

このため、二つの動画を用意します。

一つが下にありますビデオポートレートで、背景はボケボケで、画面の変化も少なくて、フレーム内圧縮もフレーム間圧縮する余地が十分あります。

もう一つは、下にありますテレビゲームをキャプチャしたもので、高精細で尚且つ画面の変化が大きく、フレーム内圧縮もフレーム間圧縮も容易ではありません。

これらを変換したのが以下のフォルダーになります。

これを元に検証していきます。

動画の精細度や動きによってビットレートは変化するのか?

⑤15MbpsのポートレートをCQPで書き出し⑥ゲームをCQPで書き出しを比較して頂けます様に、同じCQPの設定でありながら圧縮し易いポートレートのビットレートが1.9Mbpsなのに対して、ゲーム動画が6Mbpsと明らかな差が生じています。

すなわちCQPであれば、同じ動画品質を維持するために動画の中身を分析してビットレートを制御している事が分かります。

動画の解像度によってビットレートは変化するのか?

これについては、⑦ゲームを1280x720に変更と⑧ゲームを320x180に変更をご覧頂きます様に、元の1920x1080のビットレートが6Mbpsだったのに対して、1280x720が3.6Mbps(0.6倍)、320x180が0.5Mbps(0.08倍)になっています。

計算上は0.4倍、0.03倍ですので、解像度を低下させるほど計算値より若干高いビットレートで書き出しされている事が分かります。

プリセットのYouTubeの設定で書き出したらどうなるのか?

ゲーム動画を、DaVinci Resolveの書き出しプリセットにあるYouTubeの設定で書き出した場合、⑨ゲームをYoutubのプリセットで書き出しにあります様に、ビットレートは10Mbpsになります。

YouTubeの設定は、かなりビットレートを高める様です。

 

 

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