EOS R1の進化度

ついにEOS R1が正式発表されました。

余りに期待が大き過ぎてガッカリした事が多いのですが、先ずは自社機と比べてどう進化したのかを調べてみたいと思います。

項目\機種(発売日)EOS-1DX MarkIII
(2020/2)
EOS R3
(2021/11)
EOS R1
(2024/11予定)
撮像素子2010万画素
裏面積層
16点LPF
2410万画素
裏面積層
4点LPF
2420万画素
裏面積層
16点LPF
ISO感度
(拡張)
100-102400
(50-819200)
100-102400
(50-204800)
100-102400
(50-409600)
電子シャッタースピード1/8000~0.5秒1/64000~30秒1/64000~30秒
同調速度メカ:1/250秒メカ:1/200秒
電子先幕:1/250秒
電子:1/180秒
メカ:1/200秒
電子先幕:1/250秒
電子:1/320秒
AFAFセンサー
中央部デュアルクロス測距
デュアルピクセル CMOS AF II
縦線検知
デュアルピクセル Intelligent AF
クロス測距
AI被写体認識
電子シャッター連写
(AFAE追随)
20コマ/秒30コマ/秒
(最高:50枚まで195コマ/秒)
40コマ/秒
(カスタム高速連続撮影非対応)
手ブレ補正レンズ次第最大8段最大8.5段
ファインダー光学式0.5型
576万dot
0.76倍
23mm
瞳AF
ブラックアウトフリー
0.64型
944万dot
0.9倍
25mm
瞳AF
ブラックアウトフリー
モニター3.2型
210万dot
固定
3.2型
415万dot
バリアングル
3.2型
210万dot
バリアングル
6K60PN/ARAW内部記録RAW内部記録
4K120PN/A対応対応
FHD
ハイスピードフレーム
FHD120PFHD180PFHD240P
その他*20コマプリ連写
*AE細分化
*ブレボケ判定機能
*RollShter歪低減
*高周波フリッカーレス対応
*FHD動画撮影時に静止画(1780万画素)撮影可能
*動画開始5秒前録画
*フォーカスブリージング補正
*カメラ内で解像度4倍、ノイズ低減可能
価格(2024/7時点)77万円65万円100万円

これをご覧頂きます様に、クアッドピクセルによるデュアルクロスAFではなく、デュアルピクセル Intelligent AFなるクロス測距なのが残念ですが、さすがに一気に4倍の精度にするのは難しかったのでしょう。

これについては4年後に期待です。

ただしどうしても腑に落ちないのは、依然メカシャッターを搭載した事です。

キヤノンの公式HPにも、”EOS R1のEOS-1D X Mark IIIのメカシャッター撮影時と同等レベルにローリングシャッター歪みを抑制した撮影が可能”とあり、ストロボ同調速度もメカシャッターより早いにも関わらず、何故メカシャッターを残したのでしょうか?

これさえ無ければ、どうみても5万円以上は安くなった筈です。

いつかその理由を知りたいものです。

そしてもう一つどうしても言いたいのは、安っぽいバリアングルモニターはいい加減に何とかしてほしいものです。