2021/12/23
先月お伝えしました、格安のGoPro HERO用三脚穴付きプレートが到着しました。
オーダーしてから約1ヶ月です。
特段の不満はないので、早速手持ちのGoPro HERO10に付けてみました。
すると色々興味深い事に気付きましたので、お知らせします。
先ず驚いたのは、GoPro HERO10のフィンガー部には何と磁石が埋め込まれていた事です。
恐らくこれは不用意にフィンガーが飛び出さないためと、格納時にフィンガーが吸い込まれる様に本体に収めるためなのでしょう。
精密機器の筐体に磁石を埋め込むというのは、恐らく日系企業なら(弊害が出る出ない以前に)決してやらない事でしょう。
これはかなりの驚きです。
また固定しているネジを外してみて、またサプライズです。
なんとネジにはしっかり緩み防止剤が塗布されているではありませんか。
相手がモールドなのでここまでやる必要があるのかは疑問ですが、ここまでやるのは、日系企業並みの対応です。
これだけで、USA設計のGopro侮れずと思った次第です。
またこのネジは、外部から見える頭部にだけに黒染めがしてあるのです。
全体を黒染めした方が安くなる気がするのですが、それにしても珍しい。
そして最後の驚きは、本体側のネジ穴が貫通している事です。
GoPro HEROシリーズは単体でも防水仕様になっていますので、普通ならネジ穴は止まり穴にするでしょう。
もしかしたら先ほどの緩み防止剤は、防水機能を高める事も目的にしているのかもしれません。
そうなると迂闊にネジを外すのはまずかったかもしれませんが、もう手遅れです。
では中国から送られてきた三脚穴付きプレートはどうだったかと言うと、取り敢えず無事装着できました。
ただし当然磁石は埋め込まれていませんので、フィンガー格納時の収まり感は劣ります。
また上の写真にあるネジが6本付いてきたのですが、長さはオリジナルより短く、太さも若干異なり、頭部の形状も異なります。
また、恐らく材質も普通の鉄でしょうから、暫く使っているとここから錆び出すのも間違いありません。
そんな訳で、止む無く中国ネジを使わずに(できれば使いたくない)緩み防止剤が付いたままのオリジナルのネジを使用したのでした。
そしてこの中国製プレートの最大の欠点は、三脚穴の深さはプレートの厚み分の4mm程しかない事です。
それに対して一般的な三脚のネジの高さ(長さ)は5mm程ありますので、グイグイ締め付ければこのプレートと本体間に1mmの隙間を作る事になってしまうのです。
すなわち三脚に取り付けようとすると、本体からこのプレートを引き剥がそうとする力が働くのです。
このため三脚に取り付けるには、常に厚さ1mm以上のワッシャーを持っていなければなりません。
三脚用ネジ穴が間違いなく浅いGoPro用のプレート達 |
そんな訳で幣サイトの結論としましては、この手のプレートは使わない方が無難という事です。
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