RF16mm F2.8 STMの通信不良

2022/11/10

夏頃からでしょうか。

手持ちのRF16mm F2.8 STMEOS R6に装着すると、頻繁に通信不良が発生する様になったのは。

当然ながら何度もレンズとカメラの端子は清掃したのですが、全く変わりません。

また他のレンズでは全く通信不良は発生しないので、このレンズに問題があるのは間違いないでしょう。

レンズを付け直したり、電源を入れ直すと復帰するので、暫く我慢して使っていたのですが、無償修理期間が過ぎる前に修理に出しました。

昨日その調査結果の連絡がキヤノンから届いたのですが、何と現象が再現しないとの事です。

一番恐れていた事が起きてしましったと思ったのですが、それでもレンズを新品に交換して返送してくれるとの事です。

何と太っ腹の対応でしょう。

以前なら現象が確認できないので、清掃だけして返品だったかもしれません。

或いは、更なる調査のために、使用していたバッテリーとメモリーカードを含めてカメラ本体も送る事になったかもしれません。

とは言え、原因が不明なのでまた再現する可能性はゼロではありません。

ただし状況から推測するに、恐らくこの現象はレンズとカメラの相性によるものなのでしょう。

今時の電子機器でそんなロマンチックな事があるかと思われるかもしれませんが、ある確率でトレランスの端にあるもの同士が組み合わさると、単体では正常(規格内)にも関わらず動作が不安定になるというのは有り得る話です。

特に当該レンズはRFレンズの中でも廉価版なので、規格が多少緩いのかもしれません。

ならばトレランスをもっと狭めれば良いのですが、そうなると歩留まりが悪くなります。

そんな訳で、市場で似た問題が発生しておらず、且つ新しいレンズに換えて再発しなければ、この辺が現実的な落とし所と言えるかもしれません。

またもしかしたら次回のファームアップで、RF16mm F2.8 STM装着時の通信不良の判定レベルをこっそり緩める変更が入るかもしれません。

と思ったのですが、そう言えば過去1~2回、このレンズを使って撮っていたら、AFの挙動がおかしくなった事があるのを思い出しました。

もしかしたら、通信不良はこの現象の前兆(予報)だったのかもしれません。

もしそうだとしたら、判定レベルの変更は得策ではないかもしれないと思うものの、AF不良の発生頻度から考えれば無視できる程度のものかもしれません。

となると、やはり判定レベルは緩めた方が良いのかもしれません。

1件のコメント

私も同じ組み合わせで使ってますが、その現象は一度もありません。そんなに使用頻度は高くはありませんが、夏にこちらの記事を参考にして天の川ポートレートを撮りました。ありがとうございました。

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