先日こちらの記事で、フレームレートより遅いシャタースピードで撮ると、画像がカクつく話をさせて頂きました。
今回はその続きで、EOS R8を使ってフレームレートより遅いシャタースピードで撮ると、何故かノイズが増えるという話をさせて頂きます。
下はEOS R8で同じISO感度にして撮ったFHD60Pの動画の切り抜きです。
写真が小さくて判別できないでしょうが、いずれも同じISO感度で撮っていながら、何故か1/8秒で撮った方が明らかにノイズが増えているのです。
ちなみにEOS R8の場合、下の表にあります様に動画における常用ISO感度は25600までで、102400は拡張ISO感度になります。
項目\種類 | 静止画 | 動画 |
常用ISO感度 | ISO100~102400 | ISO100~25600 |
拡張ISO感度 | ISO50(減感)、ISO204800(増感) | ISO51200/102400/204800(増感) |
動画と静止画でなぜISO感度のスパンが異なるのかも不思議なのですが、それはともかくなぜか動画の常用ISO感度である25600だと、1/8秒で撮ってもノイズが増える様な事はありません。
何故なのでしょう?
ちなみにEOS R6でも調べてみたのですが、同じです。
いずれにしても、
フレームレートより遅いシャタースピードで撮ると、画像がカクつく
フレームレートより遅いシャタースピードで拡張ISO感度を使うと、ノイズが大幅に増える
という事で、星空の下での人物の動画撮影は諦めた方が良さそうな感じです。
そしてもう一つ言いたいのは、これらの事はネットを検索しても全く出てきません。
恐らくデジタル動画もデジタル写真と同じくらいの歴史があると思うのですが、どうしてこの様な話が全くヒットしないのでしょうか?
もしかしたら、昔から動画を撮ってるいる方々は、万年動画のシャッタースピードはフレームレートの2倍で撮り続けているのではないかと、思わないではいられません。
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