2022/03/31
iPhone 13に追加されたシネマティックモードをご存知でしょうか。
先日その動画を撮った直後にiPhoneの画面で見せられて、唖然としてしまいました。
ご存知の様にiPhone7以降、上位機種にポートレートモードが追加されています。
デジタル処理で人物と背景を分離して、背景のみをボカした写真なのですが、静止画なので多少処理に時間が掛かっても問題ないのでしょう。
そんな事を思っていたら、それを動画でもやってのけてしまうとは。
いやはや困った時代になったものです。
これでカメラの優位性が益々揺らいできました。
と、思ったのですが、それほどではありませんでした。
ネットにアップされたシネマティックモードの動画を見ると、かなり不自然ではありませんか。
何しろ人物と背景の分離が明らかに曖昧ですし、背景も距離に関係なく均一にぼかし処理が掛かっている感じです。
これではまるで、被写体の周囲を特定できない様に、背景に無理やりモザイクを掛けている様にすら見えてしまいます。
と一安心したのも束の間で、もっとデジタル処理が進歩したら、いつの日かカメラで撮ったのと同じ様に背景が自然にボケた様な動画が撮れるのかもしれません。
問題はそれがいつかなのですが、もしかしたら意外にその日は近いのかもしれません。
もしかしたら、意外と早いかもしれませんね。私はオールドレンズのクセ(収差)等を解析し、同じ画角(近似値)で撮影し入力すれば×××風になるソフトウェアの開発がいつか来るのではと思っております。