2022/01/12
ネット情報によればソニーのα7S IIIは4800万画素のクアッドベイヤーの撮像素子を採用しながら、残念ながら1200万画素のシングル画素機として発売された様です。(詳細はこちら)
折角高価な撮像素子を採用しながら1200万画素と4800万画素のデュアル画素機(デュアル解像度機)として発売しなかったのは、恐らく4800万画素の画質が期待したレベルにまで達しなかったからなのでしょう。
そうなるとEOS R-1が採用するであろうクアッドピクセルCMOS AFを使った、デュアル画素機も実現する可能性がかなり低くなってきました。
何しろ、ソニーのクアッドベイヤーもキヤノンのクアッドピクセルCMOSも、名称も目的も異なれど、1色のカラーフィルターの下に4受光素子がある構成は一緒だからです。
ただしソニーのクアッドベイヤーが、1個の受光素子の上に1個のマイクロレンズがあるのに対して、キヤノンのクアッドピクセルCMOSは同色のカラーフィルターの上に1枚のマイクロレンズがあり、デュアル画素機にはむしろソニーの方が有利に思えます。
そんな諦めムードに浸っていた所、1点ソニーとの違いを見つけました。
それが下にありますEOS-1DX MarkIIIに採用された、GD(Gaussian Distribution)ローパスフィルターです。
このガウス分布させるローパスフィルターは、光を更に正確に4当分(実際には16分割)させてMTFを改善するためのものの様ですが、これを工夫すれば16個の受光素子に均等に光を当てる事も出来そうな気もします。
そうなると純粋な高画素機よりは多少劣るものの、何とか低画素と高画素のデュアル画素機が出来そうな気もしないではありません。
また8K動画であれば、画質の低下も然程気にならないかもしれません。
そんな訳で、次期EOS R-1は本来2000万画素程度の低画素機なれど、8K動画も撮れる高画素機にもなると予想するのですが、いかがでしょうか。
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