理想のクリップオンストロボとは

はじめに

今までクリップオンストロボについて、あーでもない、こーでもないと色々書いてきた所、ようやく幣サイトが思う理想のストロボの形が見えてきましたので、ここでそれをお知らせしたいと思います。

そもそもクリップオンストロボとは、カメラ上部に装着して被写体を直接照らす物ですので、スタジオ用のストロボと違って機動性が重視されます。

その上で、綺麗に且つ無駄なく被写体を照らすには、どうしたら良いかを考えれば、おのずとその理想の形態は見えてきます。

発光面

先ず発光面ですが、とにかく(操作に支障がない限り)大きければ大きい程良いと言えます。

この面が大きければ大きいほど、被写体にできる影が薄く(光が柔らかく)なりますし、人物の瞳に映るキャッチライトも大きくなります。

また形状については、瞳などの反射物に写り込む事を考えると、四角形よりも丸形が理想と言えます。

照射面

次にストロボの光が当たった面を、照射面と呼ぶ事にします。

光の芯があるストロボの照射面

これは当然ながら、ムラなく均一である事が理想です。

比較的均一なストロボの照射面

また丸形や四角形が理想化と言えばそんな事はなく、被写体の形によって、自由自在に変えられるのが理想です。

ただし照射面を四角にするのは難しいので、基本は楕円形になるのでしょう。

例えば、中央の人物だけに光を当てたいのならば、下の様な縦長の楕円形で均一に照射してくれるのが、理想と言えます。

まとめ

以上をまとめますと、以下になります。

①理想のクリップオンストロボとは、発光面は可能な限り大きくて、できることなら円形で、

②照射面は光のムラがなく、形状や大きさや向きは自由に変えられ、

③カメラの上に乗せても不自由なく使える大きさと重さであるもの。

そう考えると、100%満たすものではないものの、従来のストロボの発光部を発光軸を中心に90度回転するだけで、かなり理想に近くなります。

果たしてそんなクリップオンストロボが、生きている内に登場してくれるでしょうか。

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