フルサイズのカメラで、世界初のグローバルシャッターを搭載したα9 III。
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それ自体は画期的な事なのですが、その弊害として感度特性が大幅に低下しました。
そんな訳で(今更の話ではあるのですが)、本機のISO感度をいつものISO感度スパンチャートに追加してみました。
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するとご覧の通りで、見事に最下位に位置しています。
折角なので、試しにα9 IIIをAPS-Cサイズより小さいカメラのISO感度スパンチャートに入れると以下の様になります。
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ご覧の様にほぼ中央に位置しますので、凡そマイクロ4/3並みの感度と画質と言えそうです。
ただし、このチャートをじっくりご覧頂ければ分かる様に、最大常用ISO感度はベース感度(最低常用ISO感度)を電気的に上げれば少なからず上げる事は可能です。
このため小サイズ機の場合、最低常用ISO感度が100以上になっている場合が多々あります。
そう考えると、α9 IIIの最低常用ISO感度はISO250とそれよりも上ですので、感度と画質はマイクロ4/3以下と見た方が妥当かもしれません。
と、ここまでは前置きです。
問題はこのグローバルシャッターを搭載した動画機です。
まさか同じISO250を最低常用ISO感度にしないでしょうね。
これでもしベース感度をISO80にしたら、ソニーに惚れる。
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