動画の解像度の違いを定量的に把握する方法

先日以下の記事を書いたのですが、書きながら思いました。

動画の本当の解像度を調べる方法

そんな見た目の判断ではなく、動画の解像感の差を何とか定量的に把握できないものかと。

そう思って、FHDの動画を縮小したり拡大した画像を、試しに動画編集ソフトのカラースコープで見てみました。

先ず下がオリジナルのFHD動画のカラースコープです。

①オリジナルのFHD動画

次にこれをWHD(852×480)にリサイズしたのが、以下になります。

②オリジナルのFHD動画をWHDにリサイズした動画

これをご覧頂きます様に、明らかに波形の幅(振幅)が変わっています。

ちなみにこのスコープの縦軸が明るさで、横軸は画像上の横位置を表します。

このため解像度が変わったとすると、波形のヒゲが太くなると思うのですが、何故か幅が広がっています。

何故なのでしょう?

それでは次に、WHDの動画を再度FHDに拡大した波形が以下になります。

③WHDにリサイズした動画を再度FHDに拡大した動画

これを見ると②と同じ様に見えますが、波形上では僅かに振幅は小さくなっています。

最後に下は、縮小拡大を繰り返したFHD動画、すなわち偽のFHD動画を再度WHDにリサイズした画像が以下になります。

④偽FHD動画を再度WSDにリサイズした画像

これを見ると、③より更に振幅が小さくなっているのが分かります。

まとめると、以下の様になります。

1)FHDをWHDにリサイズすると、理由は不明ながらカラースコープの波形の振幅が小さくなる。

2)振幅が最も小さくなるのは①から②のときで、次は③から④、最も変化の少ないのは②から③である。

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