どうしても納得がいきません。
下はOBS studioのLook-aheadに関する説明なのですが、この記述は本当に正しいのでしょうか?
これを抜き出すと、以下の様になります。
(Look-aheadにチェックを入れると)動的フレームを有効にします。
無効にすると、エンコードは常に”最大Bフレーム”設定で指定されたBフレーム数を使用します。
有効にした場合、GPU使用率の増加を犠牲にして、最大数まで必要な分だけ多くのBフレームを使用する事で視覚的品質を向上させます。
さすがにOBSの開発者が間違った事を言うとは思えないのですが、疑うのは日本語の訳です。
簡単な所で言えば、”GPU使用率の増加を犠牲にして”というのは、どうみても不自然な日本語ですし、”必要な分だけ多くのBフレームを使用する”も変です。
またそもそもの話として、Bフレームを増やせば、GPUに負担を掛けるものの、動画のデータ量は大幅に減るはずです。
更には、フレーム間で画面変化の大きな動画においては、Bフレームが増えれば多少なりとも画質が低下する恐れがあります。
にも関わらず、その事が全く伝わってきません。
そんな訳で、勝手ながらこの日本語を(元になる英語を推測しながら)以下の様に修正してみました。
(Look-aheadにチェックを入れると)動的Bフレームを有効にします。
無効にすると、エンコードは常に”最大Bフレーム”の設定で指定した数のBフレームを使用します。
一方有効にした場合、GPUの負荷が上昇するものの、(”最大Bフレーム”設定で指定した数を上限として)必要な分だけのBフレームを使用するので画質は向上します。
すなわち、変化の激しい動画においては、無効にした場合よりBフレームの数が減るので、画質は良くなります。
これでスッキリしたと思うのですが、いかがでしょうか。
もっと具体的に言えば、仮に最大Bフレーム”を3個に設定した場合、Look-aheadが無効ならば必ずBフレームが3個入るものの、Look-aheadを有効にすると変化の激しいシーンの場合は0個になる場合もあるという事です。
すなわち、PCのGPUの能力に十分余裕があるのであれば、最大Bフレーム数を設定し、Look-aheadも有効にするべきです。
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