ライカからLeica Q3が発売されました。
正に高嶺ならぬ高値の花なのですが、本当に羨ましい。
初代のLeica Qから、フルサイズで28mm F1.7のレンズ一体型レンジファインダー風カメラというのが大きな特徴ですが、何と今回は6000万画素の撮像素子を搭載して8K動画まで撮れる様になったそうです。
それはともかく、このカメラが羨ましいのはフルサイズ機でありながらレンズシャッターを搭載している事です。
レンズシャッターの素晴らしいのは、ストロボの全速同調できる事です。
それがどう素晴らしいかと言えば、真夏のビーチでありながらGN6の超小型ストロボでも日中シンクロができてしまうのです。(詳細はこちら)
一般的なカメラですと、仰々しくドデカイストロボをカメラの上に装着しなければなりません。
それがコンデジ内蔵の超小型ストロボ程度でも可能になるのです。
そしてもう一つ良い事があります。
確証は無いのですが、レンズシャッターの場合中心部から開いて、全開したのち中心部が最後に閉じます。
という事は、レンズ中心部の光束が最も多く撮像素子に届いている事になります。
当然ながらレンズの最もおいしい所は中心部ですので、同じレンズであってももしかしたらフォーカルプレーンシャッターより画質が良い可能性があるのです。
またレンズ一体型ですので、レンズの取り付け精度も交換式より数倍上です。
ミラーレスカメラは一眼レフと違って、撮像素子上でピントを測定するため、レンズと撮像素子までの距離は以前程重要ではないにしても、平行度は依然重要です。
更に撮像素子上部のマイクロレンズも、そのレンズに最適な専用設計にできます。
そんな訳で、レンズシャッターを搭載したレンズ固定式のカメラは、レンズ交換式のカメラと比べて様々な利点があります。
いつか日本のメーカーからもこんなカメラが出てきてくれないものでしょうか。
以前でしたらソニーからビンゴのカメラが出ていたのですが。
とは言え、数が出ないので結局高値の花なのでしょうが。
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