ニコンがAPS-CサイズのNIKKOR Z DX 24mm f/1.7を発表したそうです。
フルサイス換算で35mm(正確には36mm)で、絞り開放値がF1.7とソコソコ明るく、見る限りかなり軽くて小さくて、何よりかなり安そうです。
ちなみにF1.7いうのは滅多に目にしませんが、F1.4とF2.0のは(F1.8ではなく)このF1.7なのです。
ところで、最近フルサイズの35mm F1.8のレンズを絞り開放で使う機会が多いのですが、広角ながら背景が丁度良い塩梅(あんばい)でボケてくれるので、かなり重宝しています。
そうなるとこのレンズで代用できるかと言えば、そんな夢の様な話はありません。
何故ならば、このNIKKOR Z DX 24mm f/1.7と同じ画角で同じボケ量のフルサイズ用のレンズは、(35mm F1.7ではなく)35mm F2.6になるからです。
ではフルサイズの35mm F1.8と同等の画角で同じ様にボケるAPS-Cサイズのレンズはというと、24mm F1.2になります。
生憎APS-Cサイズ用で24mm F1.2のレンズは無いのですが、それに近いフジフィルムのXF23mmF1.4 R LM WRですら14万円もします。
XF23mmF1.4 R LM WR
これでF1.2となると、一気に20万円近くなるのでしょう。
そんな訳で、やはりソコソコ背景がボケた写真を撮ろうと思ったら、ハナからフルサイズのカメラを買った良いと言えそうです。
ボケ量を求めるならフルサイズですよね。
長年使ったD700からZfcに変更したら、わかってはいたものの思った以上にボケなくなって落胆しています。
私もフルサイズが欲しかったのですが、NikonのZはどれもレンズマウントにグリップとEVFを付けただけのようなデザインがイヤでZfcにしました。
F3をフューチャーしたデザインのフルサイズZを出して欲しいです…