天の川タイムラプスの設定

天の川タイムラプスの設定をメモしておきます。

と言いたい所なのですが、生憎下の動画を撮った際の設定を記録していなかったので、この動画から設定値を割り出します。

 

【撮影時間】

先ず上の撮影時間ですが、天体は1時間に15度回転し、天の川が35度の位置から55度の位置に回転していますので、20度÷15度/時間で4/3時間、すなわち80分になります。

【倍速度】

また再生時間がちょうど8秒ですので、10分を1秒、1時間を6秒に縮めた事になります。

という事は10分×60秒/分÷1秒で、600倍に時間を縮めた事になります。

【撮影間隔】

また動画の設定がFHD30Pで長さ8秒ですので、全フレーム数は30fps×8秒で240フレームになります。

という事は、1フレームの撮影間隔は80分÷240フレーム×60秒/分で20秒になります。

【撮影間隔の注意事項】

ただし、これで天の川タイムラプスの撮影間隔を、単純に20秒に設定してはいけません。

と言いますのは、キヤノン機の場合これにシャッタスピードが加算されるのです。

例えば、シャッタスピードが10秒で撮影間隔を20秒に設定すると、実際の撮影間隔は30秒になってしまいます。

このため本当に撮影間隔を20秒にするためには、シャッタースピードが10秒ならば、カメラの側の撮影間隔の設定を10秒にしなければなりません。

【SONY機の場合】

ちなみにSONY機でしたら、こんな事はありません。

もしシャッタースピードが1秒で、撮影間隔が2秒ならば、実際の撮影間隔も2秒になります。

またもしシャッタースピードが4秒で、撮影間隔が2秒ならば、実際の撮影間隔は4秒になります。

【結論】

結論としては、もしシャッタースピードが6秒だとしたら、タイムラプスの設定は以下の様にします。

シャッタースピードが6秒の場合の設定

 

モバイルバージョンを終了