なぜ少数派のために多数派が我慢しなければいけないのか?

先ほど以下の記事を書いたのですが、その後非常に興味深いデータを見つけました。

なぜこんなにもバリアングルモニターが蔓延しているのか

それはデジカメWatchが実施した「デジタルカメラの背面モニター、何派?」のアンケート結果です。

デジカメWatchの背面モニターに関するアンケート結果

これを見ればもう一目瞭然でしょう。

明らかにチルト式を好む人の方が多いのです。

にも関わらず、何故少数派のために、我々多数派が我慢を強いられなければならないのでしょう?

オカシイでしょう。

この手のアンケートは、設問の仕方によってアンケート結果が多少変わるのですが、設問は以下の様に極めてシンプルです。

デジタルカメラの背面モニターの可動方式にも様々なタイプがありますが、それらは撮影スタイルにも大きく影響するため、好みも別れるところでしょう。みなさんは、何派ですか?

デジタルカメラの背面モニター、何派?

〇チルト派
〇バリアングル派
〇固定派
〇モニター不要派
〇その他

その理由は?(任意・自由回答)

また投票数(標本数)は1543件と、ビデオリサーチ社におけるテレビの視聴率調査の600世帯と比べても倍以上あります。

また対象者もそれなりにカメラに興味のある方々です。

これだけ信頼度の高いデータがありながら、カメラメーカーは何故バリアングルモニターを採用するのでしょうか?

バリアングルモニターを採用したNikon Z f

何だかんだと言いながら、結局はユーザー無視のコストダウンとしか思えません。

それともmajorityよりminorityを優先するという昨今の悪しき風潮が、カメラ業界にも蔓延しているのでしょうか?

もしそれが良い事だ、美徳だ、インクルーシブだと思うのならば、左利きの人のために、グリップとシャッターボタンを左側に付けてみろと言いたくなります。

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