PowerShot V10完敗

もう完敗と言っても良いでしょう。

何が負けたかと言えば、キヤノンのPowerShot V10です。

では勝者が誰かと言えば、中華製のOsmo Pocket 3です。

同じ1インチセンサーを搭載したV-Logカメラなのですが、両者の仕様を細かく比較をするまでもないでしょう。

項目\機種Osmo Pocket 3PowerShot V10
撮像素子1インチ(1260万画素?)1インチ(2090万画素)
レンズ20mm F2.0
最短:0.2m
19mm F2.8
最短:0.05m
ISO50~6400125~6400
シャッター1~1/8000秒1/25~1/4000秒
動画4K120P、2.7K120P、FHD240P4K30P、FHD60P
価格7.5万円4.5万円

PowerShot V10のぼろ負けです。

何しろPowerShot V10は動きながらの撮影で殆ど役に立たない電子手振れ補正しかないのに、Osmo Pocket 3はジンバルを搭載しているのですから。

どういう意味合いを込めてでこれを勝利を連想するV10と名付けたのか知りませんが、却って憐れな感じさえしてしまいます。

恐らく本年の6月のPowerShot V10の発表を見て、丁度そのころOsmo Pocket 3の開発の最終段階だったDJIは大喜びしていた事でしょう。

キヤノンを完全に抜いたと。

ミラーレスカメラはソニーに負け、ニコンにも負け、おまけにレンズ一体型カメラは中華製カメラにすら負けてしまったのです。

さすがにここまでくると、一番危機感を抱いているのは、キヤノンでしょう。

ですが気付くのが、遅過ぎます。