ガイドナンバーと照射角の定量的な関係

ストロボのガイドナンバーと照射角の関係をご存知でしょうか?

ちなみにChatGPTを使って日本語で調べると、照射角が狭まればGNは大きくなりますとしかないのですが、英語で調べると以下の様な回答がありました。

すなわち、GNは照射角の2乗に比例するという事です。

例えば、照射角50mmでGN24の場合、照射角を100mmにすると、GNは2の2乗根である1.4倍したGN34になるという事です。

ところが本ブログの考えは以下です。

光量は、照射角の平方に比例する。

という事は、照射角は光量の平方根に比例する。

またGNは光量の平方根に比例するので、GNは照射角の4乗根に比例する。

例えば、照射角50mmでGN24の場合、照射角を100mmにすると、GNは2の4乗根である1.2倍したGN29になります。

どちらが正しいのでしょうか?

そう思って、実際のストロボのGNと照射角の関係を調べてみました。

下はキヤノンのEL-1の照射角別のGNの表です。

これの標準GNを二乗根のGNと四乗根のGNと比べてみます。

照射角 実GN 二乗根GN 四乗根GN
14mm 14.1 14.1 14.1
24mm 27.3 18.5 16.1
28mm 27.9 29.5 28.4
35mm 31.9 31.2 29.5
50mm 36.6 38.1 34.9
70mm 42.9 43.3 39.8
80mm 46.9 45.9 44.4
105mm 51.1 53.7 50.2
135mm 54.0 57.9 54.4
200mm 60.0 65.7 59.6

 

数値を見比べても、どちらが実測値に近いのかにわかに判断できません。

このため、グラフにしたのが以下になります。

これを見る限り、照射角が狭いと二乗根に近く、広いと四乗根に近い感じです。

どちらが正解か判断し難いのですが、もちろん当方は四乗根が正しいと思っています。

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