つい1年ほど前です。
下の記事で、キヤノンの凋落振りを嘆いていたのは。
実際カメラの性能だけでなく、大手量販店での販売台数自体も落ち込んでいたので、これを盛り返すのは至難の業だと思っていました。
ところが、EOS R5 IIとEOS R1が登場してからでしょうか、何か潮目が変わってきた様に思います。
特に待望のEOS R1が登場したのは、影響が大きいかもしれません。
それに伴って、ラインナップが増えた事も見逃せません。
以前は数機種だったのですが、今では(旧型機も残ってはいるもの)11機種もあるとそれなりに壮観です。
またRFレンズも既に40本以上で、その内の半分が高価なLレンズとなると、大口の需要はほぼ満足させられるのではないでしょうか。
とは言え最大の功労者は、誰が何と言おうがDIGIC Acceleratorでしょう。
何しろこれによって、EVFの表示から始まって、IS制御、露出、ホワイトバランス、被写体検知、AFが全て一新されたのですから。
おまけに撮影中以外では、カメラ内アップスケーリングとかニューラルネットワークノイズ低減までやってくれるのです。
Nikon Z9に搭載された超強力な画像処理エンジンEXPEED 7、或いはソニーの被写体検出用のAIプロセッサーを見てキヤノンはかなり遅れているなと思っていたのですが、一気にここまで巻き返してくるとは。
来年、DIGICアクセラレーターを搭載したEOS R6 IIIとEOS R8 IIが登場したら、暫くはキヤノンの独擅場になるのではないでしょうか。
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