一眼レフの魅力

2021/09/08(水)

 

はじめに

推定値とは言え、よもや一眼レフの売り上げが、2020年中にゼロになるとは夢にも思ってもいませんでした。(詳細はこちら

2022年中に一眼レフの売り上げがゼロになる

余りにショックが大きいので、少しでも延命させるために(殆ど効果はないでしょうが)、一眼レフの魅力を(忘れない内に)ここにしたためておきます。

一番目は、何方も光学ファインダーだと思われるでしょうが、幣サイトは違います。

手応え

間違いなく、あのミラーが動くメカニカルな衝撃音とその手に伝わる微振動でしょう。

写真を撮っていると思う充実感と満足感を、撮影者と被写体の双方が味わえます。

ミラーの衝撃音はいくらでも再現できるとしても、あの左手に伝わる振動はスマホのバイブレーター用モーターでは無理でしょう。

遅延ゼロ

そして二番目が、遅延の無い素の被写体が見える事です。

電子ファインダーがどんなに頑張っても、素通しの光学ファインダーを超える事は決してありません。

測距精度

三番目は、専用のAFセンサーを搭載している事に伴い、測距ポイントの数ではミラーレスカメラには劣るものの、測距精度に関しては一眼レフの方が間違いなく上な事です。

ただしこれも、クロス測距やダブルクロス測距が普及したら、ミラーレスカメラの方が上になるかもしれません。

電池

四番目は、電池が長持ちする事です。

似た様なカメラ同士で比べると、ファインダー撮影であれば一眼レフの方が3倍ほど電池が長持ちします。

予備の電池を2本持つのと、1本で足りるメリットはかなり大きいと言えます。

これは今後も変わらないでしょう。

昇温

五番目は、昇温し難いという事です。

バッテリーの持ちが3倍違うという事は、熱量は1/3になりますので、一眼レフの方が熱ノイズの発生を抑える事ができます。

まとめ

思い付くのは以上ですが、果たして10年後にも一眼レフは生き残っているでしょうか?

そんな事を考えると、フルサイズ機を生産し続けるのは無理でも、一回り小さなAPS-Cサイズ機ならば何とか生き延びていそうな気もしないではありません。

もしそうならば、もしかしたら世界最後の最新一眼レフになるかもしれないPENTAX K-3 Mark IIIは、その最右翼ではないでしょうか。

ペンタックスにおけるAPS-Cサイズのフラッグシップ機となるPENTAX K-3 Mark III

さすがにそれはないでしょうが、K-3 Mark IIIが予想外に高かったのは、もしかしたら長期生産のための管理費が含まれているのではないかと疑ってしまいます。

果たして10年後はどうなっているのでしょうか?