シャープネスを掛けると何故赤いリボンには白の輪郭線ができるのか

2021/12/21

すっかり書き忘れてしまいました。

先日アンシャープマスクの話をさせて頂いたのですが、その画像を見ると下の様に手の下には黒の輪郭線が出ているのに、何故か赤いリボンには白の輪郭線が出ています。

アンシャープマスクを掛けると、なぜ赤いリボンには白い輪郭線が出るのか

なぜ画像の境界線に黒線や白線が出るのでしょうか?

その理由は下の絵を見て頂ければ、一目瞭然でしょう。

アンシャープマスクの説明図

シャープネス処理を行なうと、明部のエッジが強調され画像の境界線が更に明るくなります。

先ほどの写真でしたら赤いリボンと影になった暗い部分がこれに当たり、この場合リボンの内側が境界線に沿って白くなるのです。

またこのとき、影の部分にも黒線が出ているのですが、周囲が暗いので目立たないという訳です。

一方、暗部のエッジは強調され境界線が更に暗くなります。

このため手と空の境界線は、空より暗い手の境界線内側が更に暗くなって、黒線が発生します。

またこの場合も、空が明るいので目立ちませんが、空側の境界線にも白い線が出ています。

ちなみにこの白線や黒線を、リンギング(波形の歪み)と呼んだりもします。

こんな説明でご納得頂けますでしょうか。

コメントを残す コメントをキャンセル

モバイルバージョンを終了