SONY RX100V v.s. Canon PowerShoto G7 X III

2021/09/16(木)

 

ソニーのRX100Vを星空ポートレートと水辺撮影用に購入したのですが、キヤノン機と比べるとどうしても色味の違いが気になります。

ソニーの1型コンパクトカメラ、RX100V

また今時タッチパネルにも対応しておらず、FHD120Pは撮れるものの編集しないとスローにならず、お伝えした様に水中ハウジングがバカデカイのも気にいりません。(詳細はこちら


写真では小さく見えるソニーの水中ハウジング(MPK-URX100A)

そんな訳で、マイナーチェンジ後のRX100VAをキヤノンの1型コンパクト機であるファインダー無しのG7 X III、それにファインダー有りのG5 X IIと比べてみる事にしました。


DSC-RX100VA

G7 X III

G5 X II

ちなみにRX100VとRX100VAの違いは、作像エンジンを最新に更新して連写速度のアップ、高感度撮影におけるノイズ粒状表現の向上、EVF表示タイムラグ低減、瞳AFの検出精度・速度・追随性能向上

ただしマイナーチェンジ前にあったPlayMemories Camera Apps、マイフォトスタイル、Eye-Fiは廃止されました。

それで作ったのが以下の表になります。

項目RX100VAG7 X Mark IIIG5 X Mark II
発売日2018/72019/72019/7
画素数2010万画素2020万画素2020万画素
レンズ24-70mm
F1.8-2.8
24-100mm
F1.8-2.8
24-120mm
F1.8-2.8
最短撮影距離5~30cm5~40cm5~20cm
光学手ブレ補正不明4.0段分4.0段分
シャッター速度
(電子)
30秒-1/2000秒30秒-1/2000秒
(1/25600秒)
30秒-1/2000秒
(1/25600秒)
ISO感度
(拡張)
(80)
125-12800
125-12800
(25600)
125-12800
(25600)
ファインダー236万ドット無し104万ドット
モニター120万ドット
(チルト)
104万ドット
(チルト)
104万ドット
(チルト)
タッチパネル非対応対応対応
連写24コマ/秒30コマ/秒30コマ/秒
動画4K/30p
FHD/120p
4K/30p
FHD/120p
4K/30p
FHD/120p
電子手振れ補正光学+電子併用
回転方向対応
5軸
自動水平補正
5軸
自動水平補正
マイク端子
防塵防滴×××
サイズ102×58×41mm105×61×41mm111×61×46mm
質量299g304g340g
相場9万円8万円9万円

これをご覧頂きます様に、RX100VAはファインダーとモニターの解像度、それにサイズと重さは僅かに有利なのですが、それ以外は概ねキヤノン機の方が上回っている感じです。

特に目を惹くのが、キヤノン機の電子手振れ補正は自動水平補正機能が付いている事です。

RX100VAの電子手振れ補正は回転方向対応となっていますが、これは(傾いた状態まま)回転方向のブレを抑えるだけで、水平を維持してくれる訳ではありません。

またRX100VAは、光学手振れ補正の補正量が明記されていないという事は、手振れ補正はかなり劣ると思って間違いないでしょう。

CIPA準拠の手振れ補正量が書かれていないという事は、それこそ補正量は1段未満の可能性すらあるという事です。

そして、それでも法的には光学手振れ補正搭載と書いても、何のお咎めも無いのです。

EOS R5やR6が手振れ補正量8段を達成して以降、補正量の明記されていない手振れ補正は絵に描いた餅でしかない事にようやく気付いた次第です。

その昔、ボディー内手振れ補正内蔵の文字に釣られて、大枚をはたいてα99IIを購入したのを、今さらながらに思い出します。

手振れ補正量について、何故か一言の言及も無かったα99II

あの手振れ補正は、本当に効いていたのでしょうか?

そんな訳で、安い中古があったらG7 X IIIに買い替えようと思うのでありました。

 

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