ソニーのRX100Vを星空ポートレートと水辺撮影用に購入したのですが、キヤノン機と比べるとどうしても色味の違いが気になります。
また今時タッチパネルにも対応しておらず、FHD120Pは撮れるものの編集しないとスローにならず、お伝えした様に水中ハウジングがバカデカイのも気にいりません。(詳細はこちら)
写真では小さく見えるソニーの水中ハウジング(MPK-URX100A) |
そんな訳で、マイナーチェンジ後のRX100VAをキヤノンの1型コンパクト機であるファインダー無しのG7 X III、それにファインダー有りのG5 X IIと比べてみる事にしました。
DSC-RX100VA |
G7 X III |
G5 X II |
ちなみにRX100VとRX100VAの違いは、作像エンジンを最新に更新して連写速度のアップ、高感度撮影におけるノイズ粒状表現の向上、EVF表示タイムラグ低減、瞳AFの検出精度・速度・追随性能向上
ただしマイナーチェンジ前にあったPlayMemories Camera Apps、マイフォトスタイル、Eye-Fiは廃止されました。
それで作ったのが以下の表になります。
項目 | RX100VA | G7 X Mark III | G5 X Mark II |
---|---|---|---|
発売日 | 2018/7 | 2019/7 | 2019/7 |
画素数 | 2010万画素 | 2020万画素 | 2020万画素 |
レンズ | 24-70mm F1.8-2.8 |
24-100mm F1.8-2.8 |
24-120mm F1.8-2.8 |
最短撮影距離 | 5~30cm | 5~40cm | 5~20cm |
光学手ブレ補正 | 不明 | 4.0段分 | 4.0段分 |
シャッター速度 (電子) |
30秒-1/2000秒 | 30秒-1/2000秒 (1/25600秒) |
30秒-1/2000秒 (1/25600秒) |
ISO感度 (拡張) |
(80) 125-12800 |
125-12800 (25600) |
125-12800 (25600) |
ファインダー | 236万ドット | 無し | 104万ドット |
モニター | 120万ドット (チルト) |
104万ドット (チルト) |
104万ドット (チルト) |
タッチパネル | 非対応 | 対応 | 対応 |
連写 | 24コマ/秒 | 30コマ/秒 | 30コマ/秒 |
動画 | 4K/30p FHD/120p |
4K/30p FHD/120p |
4K/30p FHD/120p |
電子手振れ補正 | 光学+電子併用 回転方向対応 |
5軸 自動水平補正 |
5軸 自動水平補正 |
マイク端子 | ✖ | 〇 | 〇 |
防塵防滴 | × | × | × |
サイズ | 102×58×41mm | 105×61×41mm | 111×61×46mm |
質量 | 299g | 304g | 340g |
相場 | 9万円 | 8万円 | 9万円 |
これをご覧頂きます様に、RX100VAはファインダーとモニターの解像度、それにサイズと重さは僅かに有利なのですが、それ以外は概ねキヤノン機の方が上回っている感じです。
特に目を惹くのが、キヤノン機の電子手振れ補正は自動水平補正機能が付いている事です。
RX100VAの電子手振れ補正は回転方向対応となっていますが、これは(傾いた状態まま)回転方向のブレを抑えるだけで、水平を維持してくれる訳ではありません。
またRX100VAは、光学手振れ補正の補正量が明記されていないという事は、手振れ補正はかなり劣ると思って間違いないでしょう。
CIPA準拠の手振れ補正量が書かれていないという事は、それこそ補正量は1段未満の可能性すらあるという事です。
そして、それでも法的には光学手振れ補正搭載と書いても、何のお咎めも無いのです。
EOS R5やR6が手振れ補正量8段を達成して以降、補正量の明記されていない手振れ補正は絵に描いた餅でしかない事にようやく気付いた次第です。
その昔、ボディー内手振れ補正内蔵の文字に釣られて、大枚をはたいてα99IIを購入したのを、今さらながらに思い出します。
あの手振れ補正は、本当に効いていたのでしょうか?
そんな訳で、安い中古があったらG7 X IIIに買い替えようと思うのでありました。
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