2021/10/29
ついにNikon Z 9がベールを脱ぎました。
生憎期待したクロス測距までは叶わなかったのですが、間違いなく言える事があります。
それは、Z 9はソニーのα1を完全に追い抜いたという事です。
と言うより、ニコンはソニーを抜いたと言った方が良いかもしれません。
下の表をご覧頂きます様に、α1が優れているのは、画素数と最大常用ISO感度、それに連写性能で、それ以外は完全にZ 9が抜きに出ています。
項目\機種 | α1 (2021/3) | Z 9 (2021/12) | EOS R5 (2020/7) | EOS R3 (2021/11) |
画素数 (型式) | 5000万画素 (裏面積層) | 4500万画素 (表面積層) | 4500万画素 (表面単層) | 2400万画素 (裏面積層) |
電子幕速度 | 1/200秒 | 1/250秒 | 1/60秒 | 1/180秒 |
ISO感度 (拡張) | 100-32,000 (50-102,400) | 64-25,600 (32-102,400) | 100-51,200 (50-102,400) | 100-102,400 (50-204,800) |
メカシャッタースピード | 1/8000-30, B | N/A | 1/8000-30, B | 1/8000-30, B |
電子シャッタースピード | 1/32000-30 | 1/32000-30 | 1/8000-0.5 | 1/64000-30 |
測距 | 縦線検知 | 縦線検知 | 縦線検知 | 縦線検知 |
被写体検出 | 人動物鳥 | 全19種類 | 人動物鳥 | 人動物鳥車両 |
メカ連写 | 10コマ/秒 | N/A | 12コマ/秒 | 12コマ/秒 |
電子連写 | 30コマ/秒 | 20コマ/秒 JPEGで30コマ/秒 11MのJPEGで 120コマ/秒 | 20コマ/秒 | 30コマ/秒 |
手ブレ補正 | 最大5.5段 | 最大6段 | 最大8段 | 最大8段 |
ファインダー | 369万dot | 369万dot | 238万dot | 576万dot |
モニター | 3型 | 3.2型 | 3.2型 | 3.2型 |
144万dot | 210万dot | 210万dot | 415万dot | |
チルト | 4軸チルト | バリアングル | バリアングル | |
動画 (バージョンアップ対応) | 8K30P | 8K30P (8K60P) | 8K30P | 6K60P |
ハイスピードフレーム | 4K120P | 4K120P | 4K120P | 4K120P |
価格 | 85万円 | 70万円 | 45万円 | 67万円 |
左の2機種の中で最も優れた個所を太字で示す。
この表にはありませんが、高速連写時の電子ファインダーの見え方も、α1が撮影画像を流用したブラックアウトフリーもどきなのに対して、Z 9は撮像素子からの信号を電子ファインダー用と撮影用の2系統にして正真正銘のブラックアウトフリーを実現しています。
それで価格はZ 9の方が安いのですから、唖然としてしまいます。
ここまで秀でた機種を出されてしまうと、間違いなくニコンに対する世間の見方も変わるでしょう。
かく言う幣サイトも、Z 9と同じくタワーセミコンダクター製の撮像素子を使うであろうZ 6 IIIが4軸チルトの背面モニターを採用してくれたら、思い切ってキヤノンから鞍替えしたいと思うのでありました。
α1の立場は?ニコンの面目躍如ですね初期のZシリーズは大々的にニコンフェアとして全国で発表会をしたが、かなり疑問の残る機種でしたが、ニコンユーザー歓喜の雨霰〜!、
このスペックを見るとR5のコスパの良いこと良いこと、価格が半分でスペックがそれほど見劣りしない〜やはり買いでしょね。
私もR5のコスパ良しをα1との比較で強く感じておりまして、深く同意いたします。
相変わらず誤りが多い
α1のモニターは、チルトです。
ご指摘ありがとうございます。
こんにちは。
いつも参考になる記事ばかりで、私は助けられています。ありがとうございます。
ニコンは復活したのかもしれません。
私は買う気まんまんです。買えば、COOLPIX P330以来のニコンです。
(一眼は買ったことがありません)
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ご存知かもしれませんが、以下は大変興味ある記事でした。
管理人さんと感覚が同じ感じです。
http://a-graph.jp/2021/11/02/59378
ソニーが生き残る道はZマウントアライアンスしかない
私自身、現在iデジタル一眼は、キャノンのユーザーであると共にSONY αのユーザーです。(α7RⅡ、RⅢ)
SONYはカメラ作りがわかっていないものの、CMOS(素子)の優勢性で力で押し切ったようなカメラ作りをしてきましたが、最近それも怪しくなってきました。それを上記記事はよく言ってくれた!と思います。しかしSONYがZマウントを採用すればいいというのは驚きました。
よその記事のことですいません。
このリンク先の記事を書いた方は有名なキヤノン大好きソニーアンチな方なので、考え方にバイアスが掛かりすぎて参考にするのは正直どうかと思います。。。Zマウントの輪にソニーを入れるという、ソニーユーザーもニコンユーザーもバカにするような妄想は正直好きになれないです。
スペックでいくら超えようと結局売れないと意味がないので、ニコンが復活できるかはこれからだと思いますね。。。キヤノンのR5が出たときもついにソニーの時代が終わるなどと言われていたものの、いまだにソニーに追いつこうと必死になっています。
あとニコンはいまだにプロ用のフラッグシップ機以外はちょっとぱっとしないところもあるのでまだまだ不安は多い気がします。。。
数年前に軽さにひかれてニコンからソニーにした自分ですが、ニコンというブランドはすごく好きなのでぜひ頑張って復活してほしいですね。
山崎正隆さんは別にキヤノンびいきではなく、かなりの慧眼ですよ。
自分はソニーNEXを使っていましたが、APS-Cミラーレスの梯子を外され、他社に移りました。Aマウントユーザーの気持ちが良くわかります。
ソニー現行APS-C機は、10年前のNEX-7と写りに大差がありません。進化が止まっていますが、最近は販売まで止まってしまいました。
小さすぎて必要なボタンがないなど操作性も良くなく、カメラとしての基本がニコン、キヤノンに及ばないです。