2023年新製品大予測

はじめに

新春早々にいきなり今年の目玉商品とも言えるLumix S5IIがお披露目され、一気に他の新製品への興味が薄らいでしまった今日この頃です。

とは言え、恒例ですので毎度お馴染みの(当たらない)今年の新製品予測をしてみたいと思います。

ニコン

ニコンは昨年、結局Nikon Z30のみの発売でしたが、今年こそZ 9の性能を移植したNikon Z 6IIIもしくはZ 7IIIは出るでしょう。

Nikon Z 30

というより、さすがに今年出さない訳にはいかないでしょう。

先ずNikon Z 7IIIについては、恐らくNikon Z 9のディチューン版になるのでしょう。

価格は、どこまでZ 9の機能を盛り込むかですが、それでも40万円は下らないでしょう。


Z 9
(2021/12)

Z 7 II
(2020/12)

Z 7
(2018/10)

Z 6 II
(2020/11)

Z 6
(2018/11)

またNikon Z 6IIIについては、Z 9と同様にメカシャターレスを期待したのですが、仮にそうだとするとやはり40万円台になるのは間違いないでしょう。

そんな訳で、ニコンの新製品に関しては、以前より大幅に期待値が下がってしまいました。

キヤノン

キヤノンは昨年、EOS R5の動画性能をテコ入れしたEOS R5 Cを発売し、EOS R6の後継機であるEOS R6 Mark IIを発売しました。

EOS R6 Mark II

更にAPS-Cサイズ機のEOS R7R10も発売しました。

EOS R7とR10

そうなると、残るはEOS RもしくはEOS RPの後継機となる、フルサイズの拡販(廉価)モデルでしょう。

ちなみに両機の動画性能をご紹介すると、EOS Rはクロップの4K30PとFHD60P、EOS RPはクロップの4K25PとFHD60Pで、今となってはかなり見劣りする性能です。

EOS R2
2400万画素
2021/12

EOS R5
(4500万画素)
2020/7

EOS R6
(2000万画素)
2020/8

EOS R
(3000万画素)
2018/10

EOS RP
(2600万画素)
2019/3

そうなると、新拡販機は最低でも、クロップの4K60とFHD120Pは欲しい所です。

そのために使える撮像素子はとなると、今後ディスコンとなるであろうEOS R6の2000万画素の物しかありません。

とは言え、EOS R6からボディー内手ブレ補正を削除しても、到底20万円以下にはなりそうもありません。

かと言って、これでもし25万円前後の値付けをしたら、Lumix S5IIの出た今になれば、誰も見向きもしないでしょう。

はてさて、キヤノンの次の一手はどうなるのでしょうか?

ソニー

ソニーからは、さすがにα9IIの後継機は出るでしょう。


α9 II
(2019/11)

α9
(2017/5)

初代α9が出た当時は、まだまだ一眼レフが気を吐いていた時期ですので、連写でAF/AE追従20コマ/秒のブラックアウトフリーはかなり画期的でした。

ところが今では普及機クラスのLumix S5IIでも、秒速30コマを達成しています。

そうなると裏面積層型の撮像素子を搭載して、ソニー初のメカシャターレスで秒速40コマを達成するのかもしれません。

そうなると、50万円超はほぼ間違いないのでしょうから、残念ながら雲の上の存在です。

フジフィルム

フジフィルムは昨年、フラッグシップとなるX-H2X-H2S、それに売れ筋のX-T5を発売しました。

4000万画素のX-H2(左)と2600万画素のX-H2S(右)

そうなると昨年全力を出したきった後ですので、今年はこれらの作像系を流用した姉妹機がポツポツ登場する程度ではないでしょうか。

OMDS

OMDSも昨年、フラッグシップのOM-1と中級機のOM-5を発売しました。

OMDS初のフラッグシップ機となるOM-1(2022/3発売)

そうなるとフジフィルムと同様、今年は入門機が数機種出る程度ではないでしょうか。

パナソニック

パナソニックは昨年、プロ用動画機とも言えるLumix GH6を発売し、今年早々に価格破壊とも言えるLumix S5IIを発表しました。

そうなると、今年さらなる一手が出てくるかどうかが見所です。

現状パナソニックのフラッグシップ機とも言えるLumix S1Hの動画性能は、6K30Pとクロップの4K60P止まりです。


Lumix S1H
(2019/9)

そうなると他社と同様に8K動画の撮れる機種(Lumix S1RII)を計画しているのは間違いないでしょうが、これはもう少し先ではないでしょうか。

またクロップ無しで4K60Pの撮れるLumix S1IIですが、これもLumix S5IIが出た後ですと、大したインパクトはありません。

そうなるともう一つ考えられるのは、Lumix S5IIの筐体を利用した4K120Pの撮れるカメラです。

現状4K120Pの撮れる機種は、以下の様に最低でも40万円以上です。


Nikon Z 9
70万円
SONY α1
81万円

α7S III
41万円

EOS R3
76万円

EOS R5
50万円

可能性は低いでしょうが、もし30万円以下で4K120Pの撮れるカメラが出たら、一気に3巨頭に食い込んでくると思うのですが、いかがでしょうか?

まとめ

という事で全体のまとめとしては、どうみても今年はLumix S5II以上の新製品は出そうもない、という事です。

果たしてこの予想は当たるでしょうか?

今年の年末にこの記事を見ながら、反省会をやりたいと思います。