目次
はじめに
EOS R6の背面モニターを使って撮影している最中に、いきなり以下の表示(ファインダーオフになります)が表れると、それはそれはイラッとさせられます。
何しろ使っているのは背面モニターであり、ファインダーは(自動切換えにしているので)OFFになっているからです。
いつかこの件をクリアーにしようと思っていたのですが、先日ようやく重い腰を上げてこれに関係する節電設定について調べてみました。
すると理解不能な事が山ほど出てきて、さらにバグまで発生させるはめになりました。
という話をしたいと思います。
節電設定
早速手持ちのカメラの節電設定を見ると、以下の様になっていました。
これを最初に見たら、どう思われるでしょうか?
背面モニターとカメラとファインダーが自動でOFFになる時間を設定できるので、特段奇妙な事は無いと思われるかもしれません。
ですが、そもそも節電機能とは、電源スイッチを切り忘れたときのためなので、表示系のOFF時間まで設定する必要などありません。
実際以前使っていたソニーやフジフィルムのカメラでは、単純にカメラのパワーオフ時間だけしか設定できませんでした。
これでどんなメリットがあるのでしょうか?
そう思ってさらに調べていくと、ますます訳が分からなくなっていきます。
表示系のOFFとオートパワーOFFは、どちらが優先されるのか?
先ず分からないのは、表示系のOFFとオートパワーOFFは、どちらが優先されるのかです。
操作説明書には、それらしい事は記載されていません。
このため下の様な設定にした所、シャッタボタン半押し後、両表示系が3分後にOFFしました。
これからすると、どうやら時間の長い項目が優先される様な感じです。
表示系OFFからオートパワーオフまでの期間は何?
だとすると下の様な場合はどうなるのでしょう?
上の場合、両表示系は3分後にOFFし、さらにそれから2分後にカメラはオートパワーオフに入った様です。
だとすると、この両表示系はOFFして、オートパワーオフに入るまでの2分間の状態とは、一体何なのでしょうか?
もしかしたらファインダーの顔検知は働いているのかもしれないと思ったのですが、ファインダーに顔を近付けてもファインダーはONしません。
オートパワーオフとどう違うのでしょうか。
謎は深まるばかりです。
表示系の節電タイマーはいつカウントされるのか?
そんな事を思っていたら、更に分からない事ができてきました。
今までは両表示系を一緒に扱ってきたのですが、ファインダーと背面モニターを自動切換えにしていたとすると、ファインダーと背面モニターが交互に数十秒ずつONする事になります。
その場合、それぞれの節電タイマーはどう積算されるのでしょうか?
調べてみようかと思ったのですが、設定時間を色々変えてファインダーを覗いたり外したりしている内にレンズがゴトゴトするバグまで呼び出してしまったので、止めました。
そんなこんなで、このEOS Rシリーズの節電モードは、はっきり言ってイモです。
他社機と同様に、カメラのオートパワーオフの時間だけ設定できる様にすべきでしょう。
OFF時間がバラバラなのはなぜか?
そうは言っても、折角ここまで調べたのですから、何らかの結論は導きたいものです。
このため、それぞれの設定できる時間を調べた所、以下の様にこれまたバラバラになっています。
ディスプレイオフ | 15秒、30秒、1分、3分、5分、10分 |
オートパワーオフ | 30秒、1分、3分、5分、10分、しない |
ファインダーオフ | 1分、3分、しない |
この設計思想は一体何なんでしょう?
更には、例えばここでファインダーオフを”しない”に設定して、オートパワーオフを1分にしたら、電源はいつまでもONのままなのでしょうか?
ここまで来ると、試してみる気力さえありません。
結論
疑問は全く解消しないのですが、最終的に決めた設定は以下の通りです。
すなわち元のままです。
ここでファインダーオフを3分に設定すれば、最初にお伝えした背面モニター使用時に”ファインダーオフになります”の表示を出さない様にはできるのですが、触らぬ神に祟りなしです。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。