一眼レフとミラーレスカメラの性能に関わる大きな違い

一眼レフとミラーレスカメラの大きな違いと言えば、ミラー光学ファインダー、それにAFユニットの有無の差なのは間違いないでしょう。

ですがEOS R1に関して頂いたコメントから、性能に関わるもっと大きな違いに気付いてしまいました。

EOS R1の期待(前編) (youtube.com)

それは一眼レフの場合、撮像素子AFユニットが完全に分離独立している事です。

EOS -1DX MarkIIIのAFユニット

だからどうしたと言われるかもしれませんが、これは開発者からしたら大きな違いです。

何しろ一眼レフでしたら、撮像素子の担当者はひたすら画質を追い求めれば良いし、AFユニットの担当者はひたすらAF性能を極めれば良いのですから。

ところがミラーレスカメラになってからは、これを同じ撮像素子上で両方を行わなければいけなくなったのです。

一般的な像面位相差AFの場合でしたら、数万個のAFセンサーを撮像素子上に埋め込まなければなりません。

像面位相差センサーのイメージ図

そうなると数万個の画素欠損が発生するので、画質の担当者としては少しでも画素欠損を減らしたいと思うでしょう。

一方AF担当者としては、少しでも増やしたい所です。

開発者の葛藤はともかくとして、昔の一眼レフの方が今のミラーレスカメラより画質とAF性能は上だったのではないでしょうか。

もしそうだとすると、その長年超えられなかった壁を、ついにEOS R1が超えてくれるのではないでしょうか?

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