キヤノン製ストロボの発光面が広くなってきた

2022/11/07

先日来、ストロボの話をちょくちょくさせて頂いているのですが、またまた興味深い事に気付きました。

それが、先日キヤノンから発表されましたスピードライト EL-5です。

いきなり余談ですが、従来キヤノンはストロボの事をスピードライトと呼んでいました。

ところが、最近の取扱説明書にはいつのまにかストロボという名称を使っています。

以前ならば、”ストロボ”は登録商標だから使えないと言われていたのですが、どうやらその呪縛は解けた様です。

にも関わらず依然製品名にこの”スピードライト”なる名称を使っているという事は、どうもキヤノンはこれを普通名詞ではなく固有名詞として扱っている様です。

それはともかく、本ストロボはEOS R3から追加されたマルチアクセサリーシュー対応スピードライトなので、それ以前のカメラにはまともに機能しません。

それ故に何の興味も無かったのですが、下の宣伝写真を見て少し見直しました。

と言うのは、発光面が昨年(2021年)2月に発売されスピードライト EL-1と共に、従来のキヤノン製ストロボより明らかに広くなっているではありませんか。

従来のキヤノン製ストロボ

EL-1も発光面が広かったのですが、10万円超えの超高級ストロボだったので、特に気に留めませんでした。

ところが、EL-5も同じ様に大きな発光面である事を考えると、どうやらこれは今後のキヤノン製ストロボのトレンドになるのかもしれません。

これによって、従来機より1.5倍程発光面が広くなりますので、それだけストロボの光が柔らかくなりそうです。

とは言え、こちらの記事でも伝えしました様に、照射角をワイドにすれば(放電感が発光面に近付くので)実質的な発光面は小さくなります。

また、こちらの記事でも伝えしました様に、被写体が縦長の人物の場合、その周囲を無駄に照らす事になります。

このため、照射角を変えても発光面は大きいまま(できれば円形)で、照射される面を縦長/横長に切り換えられる様なストロボは作れないものでしょうか?

そんなストロボがあれば、かなり使い勝手が良くなると思うのですが。

1件のコメント

YouTube 共々いつも拝見しています、
Cafeteria シリーズで大いに知的好奇心を満たしています、
さて、スピードライトという名称について、1970年代のことですが商標としてニコンが使っていたと記憶しています。キヤノンはニコンに遅れてスピードライトを綴りを変えて使ってました。Light→Lite。
NとCはレンズの回転方向、バヨネット形状にも独自性があって面白かったです。
mobileの更新も楽しみです。

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