2021/12/07
先般EOS R5とR6のバージョンアップが行われました。
キヤノンのバージョンアップ情報によれば、被写体検知においては以下の改善が行われたとの事です。
EOS R5/EOS R6(Version 1.5.0)1. ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する、頭部検出性能の向上を図りました。 2. [AF]タブの[検出する被写体]に[乗り物優先]を追加し、モータースポーツにおける車・バイクの検出に対応しました。ドライバーやライダーのヘルメットを検出する[スポット検出]も設定可能です。 3.瞳検出時に顔の中に陰影があるとき、前髪が目にかかっているときなどにおける検出性能の向上を図りました。 4.人物の胴体検出に対応しました。瞳や顔、頭部が隠れたり検出できなくなったときに、胴体を検出して粘り強くトラッキングを継続します。 |
早速手持ちのEOS R6をバージョンアップして動画を撮影した所、人物の後ろ姿で見事にピントを外してくれるではないですか。
一度くらいならまだしも、同じ様なシーンで二度もです。
どうも上半身の横姿から後姿に変わるシーンが弱いのか、さもなければ人物が逆光から順光に変わって露出がオーバー気味になるシーンが弱い様な感じです。
確かに露出がオーバー気味になると、(当然ながら)AF機能も被写体検知能力も低下するのですが、今まではこんな事はなかったので、むしろバージョンアップで悪くなった様な気さえします。
恐らくキヤノンも自社やプロに頼んで新ファームを散々評価したのでしょうが、数で勝る一般ユーザーの方が問題点は早く抽出されるという訳です。
よもや新ファームの効能は、静止画の時だけだと言わないで頂ければ良いのですが。
ニコン機の実力を、早く知りたいものです。
私も早速ポートレートで試してみましたが、この作例のようなピンぼけはありません。また前髪が瞳にかかっていてもその奥の瞳にピントが合いました。
まあこればかりはファームアップ前と同じ構図同じ条件で比較しないと優劣は付け難いですけど。