EOS RシリーズのFvモードを使いこなす

2021/09/12(日)

先日お伝えしましたEOS R6の不満点におきまして、Fvモードを使いこなせなかった話をさせて頂きました。

Fvモードの説明図

あの記事を書いた後、(余りにも悔しくて)何とかFvモードを使えないものかと、数日間悩んでみました。

と言うのは、Fvモードには多々不満点(Avモード相当やSvモード相当に切り替えるに手間が掛かるとか、Mモード相当に一発で切り替わらない等)はあるものの、どうしても捨てがたいメリットが1点あるからです。

それはFvモードのときにゴミ箱ボタンを長押しすれば、シャッタースピード、絞り値、ISO感度の全ての値を、最も適切な値に一発で変更できる点です。

この最も適切な値とは、以前お見せしましたレンズの焦点距離手振れ補正の有無、或いは低速限界の設定値によって変わる、露出制御パタンに即した極めて妥当性の高いものなのです。

EOS R6の露出制御パタン(焦点距離:24mm、手ブレ補正:なし、低速限界:中速)

何方も経験があるでしょうが、撮り始めの1枚目、或いは撮影環境が変わった直後の1枚目の画像が、すんなり満足できるものだったらその後の撮影も順調に進みます。

ところが、たまたまその前の撮影で絞やシャッタースピードを極端に変えていたりすると、予想外の出力画像にうろたえたり、慌てて設定を変えたりと、無用な時間とストレスを味わう事になります。

そんな場合に、このボタン一つで全ての設定を最適値にできる機能は非常に有効です。

となれば、Fvモード以外の露出モード(AvモードやSvモードやMモード)でも、ゴミ箱ボタンを長押しすれば、全ての設定値を最適化してくれれば良さそうなものですが、弱小サイトのそんな戯言を大企業が聞き入れてくれるはずがありません。

そんな訳で、今ある仕様の中でこの機能を活かす方法を考えてみました。

その方法を後ほどお伝えしたいと思いますので、お楽しみに。

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