iPhone 15が発表されました。
![](https://photo-cafeteria.com/wp-content/uploads/2023/09/iPhone-15-Pro-Maxa.png)
目玉はどうやらiPhone 15 Pro Maxに搭載されたテトラプリズムによる、焦点距離120mmの5倍光学ズームの様です。
![](https://photo-cafeteria.com/wp-content/uploads/2023/09/テトラプリズム.png)
そして、このカメラのキャッチコピーは以下との事です。
![](https://photo-cafeteria.com/wp-content/uploads/2023/09/Optical-zoom-at-120mmb.png)
ではこの英語(Optical zoom at 120mm)の意味が正確に分かる方が、どれくらいいっらしゃるのでしょうか?
そもそもこれは英語として成り立つのでしょうか?
直訳すれば、120mmにおいて5倍の光学ズーム、になります。
英語は日本語以上に論理的な言葉だと思っているのですが、一つの焦点距離で5倍ズームなんてあり得ないでしょう。
もしこれを正確に言うなら、Optical zoom from 24 to 120mmでしょう。
ネットの記事を見ると、平気で5倍光学ズームの望遠カメラと書かれています。
ではこれが何を意味するのか種明かしをしますと、この望遠カメラは単に120mm F2.8の単焦点レンズを搭載したカメラに過ぎないのです。
そしてこの5倍ズームというのは、標準カメラが24mm~48mm(2倍)が撮れて、さらに120mmが24mmの5倍だという事から来ているのです。
![](https://photo-cafeteria.com/wp-content/uploads/2023/09/iPhone-15-Pro-Max.png)
24~48mmはクアッドピクセルを使ったデジタルズームなのでしょうが、48~120mm未満は恐らく48mmの画像を使った単純なデジタルズームなのでしょう。
これで5倍ズームといえるのでしょうか?
更にです。
標準カメラのズームについても、(クアッドピクセルとは言え)光学ズームではなくデジタルズームです。
すなわち光学レンズは、24mmと120mmのレンズしかないのです。
これで5倍の光学ズームと言って良い物でしょうか?
日本の光学機器メーカーでしたら、決してこんな呼び方はしないでしょう。
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