Leica M11のトリプルレゾルーション

2022/01/17

ライカが、その神髄とも言えるLeica M11を発表したそうです。

昔ながらのレンジファインダーを搭載したLeica M11

その昔、銀座にある各社の写真サロンを廻ってから、帰りに中古カメラ店のウィンドにあるLeicaの中古品を眺めては、値札の0の数を数えていたものです。

それはともかく、このM11は6000万画素/3600万画素/1800万画素のトリプルレゾルーション機能を備えているそうです。

当然ながらクロップでも無ければJPEGでもなく、全画面領域のRAWファイルです。

ソニーのα7S IIIが4800万画素のクアッドベイヤーを搭載しながらデュアルレゾルーションを諦めたのにも関わらず、ライカが実用化したと言うのですから、これは快挙としか言いようがありません。

クアッドベイヤーを搭載しながらシングルルレゾルーションのα7S III

一体どうやったのでしょうか。

100万円以上もするカメラですので、よもや画素を間引いただけではないのでしょう。

ならばどうやって合算(ビニング)したのでしょうか?

ダイナミックレンジが6000万画素/3600万画素/1800万画素という事は、10/6/3の比率なります。

昨日からこれを眺めているのですが、何の法則も見出せません。

ライカの公式HPによれば、”新たなカラーフィルターの設置によって、より自然な色再現性も実現しています。”との事なので、もしかしたら一般的なベイヤー配列(2×2)のカラーフィルターではないかもしれません。

そうなるとフジフィルムのX-Tran CMOSセンサーの様に6×6、或いは5×5、4×4、3×3のカラーフィルターではないかと思ったのですが、それでも辻褄があいません。

6×6のカラーフィルター配列を採用したフジフィルムのX-Tran CMOSセンサー

ならばもっと正確に計算すれば何か思いつくかと思ったのですが、6029万画素/3655万画素/1844万画素で、100/60.6/30.6となり、ますます分からなくなってしまいました。

2件のコメント

また撮影時に画素数を3段階で選べる「トリプルレゾリューションテクノロジー」は、いずれの場合も全画素を使っている(つまり、少ない画素数の時には複数の画素をまとめて1画素として機能させており、センサーの一部を使っているわけではない)とのこと。

のようです。

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