Nikon Z 8の大幅バージョンアップVer.2.00

これはスゴイ。

ニコンがNikon Z 8の新バージョンV2.00をリリースしたそうです。

その内容がスゴイ。

「Z 8」用ファームウェアVer.2.00の主な特長

1. 野鳥撮影のニーズに応える「鳥」専用のモードの追加

「Z 8」の被写体検出に、「鳥」専用のモードを追加します。「鳥」モードの搭載により、鳥に対する全般的な検出・追尾AF性能が向上。岩山や森など複雑で高コントラストな背景を含め幅広いシーンにおいて、飛んでいる鳥、止まっている鳥、見た目が特徴的な鳥などが検出しやすくなっており、野鳥撮影を楽しむユーザーの期待に応えます。

2. 撮影スタイルの幅を拡げる機能の追加

あらかじめ設定した撮影条件を満たすと被写体を自動で静止画・動画撮影できる「オートキャプチャー」機能を追加します。撮影条件は、指定範囲内で被写体が指定の動きをしたら撮影を開始する「モーション」、指定距離範囲内に被写体が入ったら撮影を開始する「距離」、指定範囲内で指定の被写体(人物・動物・乗り物・飛行機)を検出したら撮影を開始する「被写体検出」の3種類から選択可能で、複数の条件を自由に組み合わせることもできます。また、DXフォーマットミラーレスカメラ対応のレンズ使用時に撮像範囲設定を「DX」に設定した際にも「オートキャプチャー」機能が使用できます。
さらに、カメラを三脚などで固定した状態で撮影した複数枚のRAW(NEF)ファイルを専用ソフトで合成することで、高い解像感の写真を得られる「ピクセルシフト撮影」機能を搭載。細かい装飾が施された建築物や美術品、昆虫の複雑な模様や構造といった色や質感、ディテールをより緻密に再現することができます。

3. より思い通りのポートレート描写を可能にする機能の追加

ピクチャーコントロールに、肌のディテールを描写する豊かな階調のポートレート撮影をサポートする「リッチトーンポートレート」を追加し、ポートレート撮影における選択肢が増えます。レタッチを前提としたウェディングや写真スタジオなどの撮影シーンでのベースの画づくりに適しています。さらに、「人物印象調整」や「美肌効果」などのポートレートに適した多彩な機能や、「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」(2020年12月発売)、「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」(2023年3月発売)、「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」(2023年10月発売)をはじめとしたポートレートに人気のNIKKOR Z レンズとの組み合わせにより、思い通りのポートレート撮影をサポートします。

4. 操作性・機能性の向上、その他の機能の追加

  • カスタムボタンに割り当てられる機能、操作ボタンを拡充
  • 異なる階調特性を持つ「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」の追加
  • マニュアルフォーカス設定時、シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能を追加
  • フォーカスポイント表示にフォーカスポイント枠の太さ設定を追加
  • 画像のEXIFに縦横位置情報の「記録をしない」設定が選択可能
  • 静止画を拡大再生しながらコマ送りする際、顔検出位置にあわせて拡大枠を移動する「ピント位置優先(顔検出)」設定を追加
  • カメラにリモートグリップ「MC-N10」(2022年12月発売)を接続した状態で、同時にATOMOS社の「AirGlu」アクセサリー「UltraSync BLUE」にBluetoothで無線接続可能
  • キャプチャー条件「距離」はNIKKOR Z レンズ装着時に使用できる機能です。NIKKOR Z 以外のレンズを装着している場合、動作しないことがあります。

一部Nikon Z fからの移植した機能もありますし、ニコンのユーザー重視の思想もあるのでしょうが、そうは言ってもこれだけ大々的なバージョンアップができるのも、やはり余力のたっぷりある画像処理エンジンEXPEED 7があってこそと言えるでしょう。

いやはや恐るべき画像処理エンジンです。

恐らく現在の画像処理エンジンにおいて、断トツで世界一の性能でしょう。

それに対して現在使用中のEOS R6のバージョンアップは、AF性能改善と言いながら相変わらず人物の後姿は全く検知できず、使いもしないFTPサーバーへの画像転送中にトリミングとリサイズが可能になったと、どれもこれも役立たずばかりです。

キヤノンユーザーから見ると、本当に羨ましい限りです。

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