OM-1は2000万画素と500万画素のデュアルレゾルーション?

2022/02/10

OMDSの新製品情報が次第に明らかになってきました。

1972年に発売されたオリンパスOM-1(当初はオリンパスM-1)

何とモデル名は、往年の名機と同じOM-1と言うではありませんか。

またブランド名は既にOM SYSTEMと決まっている様なので、ペンタプリズム部にはこのロゴが刻まれるのでしょう。

それはともかく、断片的に漏れてくるスペック情報を聞いて少々ガッカリしていました。

ソニー製の新しい2000万画素の裏面照射で且つ積層型の撮像素子を採用するとなると、当然メカシャッターレスだと思ったのですが、そうでもなさそうです。

またOMDSの新ブランド発表会で述べられた大幅な画質向上対策というのは、でっきりスマホの様にマルチショットNRを常用するのかと思ったのですが、これもそうではなかった様です。

ところがここに来て、状況が一変しました。

何と、最大常用ISO感度が102400と噂されているではありませんか。

もしこれが事実だとしたら、飛んでもない事です。

何しろ下のチャートにあります様に、最大常用ISO感度102400とは、フルサイズ機の(それもトップクラスの)感度に匹敵するのですから。

フルサイズ機のISO感度スパン

では現行の小サイズ機ではどうかと言えば、下のチャートにあります様に、最大でもせいぜいISO51200なのです。

ちなみにこのISO51200を達成しているのは、1000万画素のマイクロ4/3機、もしくは2000万画素のAPS-Cサイズ機です。


DC-GH5S
(1000万画素)

Nikon Z fc
(2000万画素)

Nikon Z 50
(2000万画素)
最大常用ISO感度51200の小サイズ機

にも関わらず、2000万画素のマイクロ4/3機で一気にISO102400とは一体どういう事でしょう。


E-M1 Mark III
(2000万画素)

E-M5 Mark III
(2000万画素)

DC-G99
(2000万画素)

DC-G9
(2000万画素)
現行のマイクロ4/3機(2000万画素)の最大常用ISO感度は25600

よもやこの撮像素子はクアッドベイヤーで、ISO102400になるのは画素数が500万画素のときなんて事はないのでしょうか。

クアッドベイヤーのイメージ図

もしそうだとすると、俄然興味が湧いてきます。

何しろ、撮像素子が小さくて高感度の機種ほど、被写界深度が深くて暗闇に強い事から、星空ポートレートに最適だからです。

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