スマホの画質が良いもう一つの理由

2022/02/01

今頃になって思い付いた事があります。

なぜスマホの画質は良いのか。

実際同じサイズの1/2.3型撮像素子を搭載したコンパクトデジカメより、明らかに写りが良い様に思います。


DSC-WX500
30倍
24mm F4.1-720mm F6.4

DSC-W830
8倍
25mm F3.3-200mm F6.3

PowerShot SX620 HS
25倍
25mm F3.2-625mm F6.6

IXY 210
10倍
24mm F3.0-240mm F6.9

特に最近のスマホは、一度に複数枚の画像を連続撮影して1枚のJPEG画像に合成するマルチショットNR(ノイズリダクション)が大きく貢献しているのでしょう。

これが一つ目の理由だとしたら、もう一つの理由に今頃になって気付きました。

それは単焦点レンズを搭載している事です。

通常コンパクトデジカメは、スマホに対抗するため、ほぼ100%ズームレンズを搭載しています。

それも上段のアマゾン広告にもあります様に、これでもかと言わんばかりの高倍率です。

一方スマホは、その筐体の薄さが故にほぼ100%単焦点レンズです。

iPhone 13 Proの単焦点レンズ(13mm F2.4、26mm F1.6、77mm F2.8)

それだけ聞けば光学ズームレンズを搭載できるコンパクトデジカメの方が断然優れていると思っていたのですが、こと画質面からすれば単焦点レンズのスマホの方が断然優れていたのです。

また単焦点レンズであるが故に、撮像素子上のマイクロレンズも最適化できます。

レンズ一体型単焦点レンズのマイクロレンズは集光効率が優れている

その昔、リコーのGXRなるカメラは、本体部分レンズと撮像素子が一体となったカメラユニットで構成されていたのですが、正にそれと同じ思想です。

レンズと撮像素子を一体化(最適化)したリコーのGXR

さらにスマホのレンズはF2.8以上の明るさですので、暗闇もコンパクトデジカメよりスマホの方が強いのです。

携帯電話にカメラ機能が内蔵された当初は、撮像素子もレンズも大きくできないので、これ以上伸びしろは無いと思い込んでいたのですが、むしろその制約がスマホのカメラ機能を大きく進歩させた様に思います。