ほとほと使い難いバリアングルモニター

いやはや本当に使い辛い。

先日久々にEOS R6を使って手持ちで動画を撮影してきたのですが、バリアグルモニターは本当に使い難い。

バリングルモニターが好きだと言う方はどうでも良いのですが、これからどちらにするか迷われている方は、絶対にチルト式にすべきです。

特にこれから動画をやってみたい方は、尚更です。

何故ならば、バリアングルモニターを見ながら被写体に近づくと、どんどん被写体が横にずれていくのですから。

この理由は、バリアングルモニターはレンズの光軸とズレているという問題もありますが、もう一つあるのです。

それはモニターが180度開かない事です。(詳細はこちら

バリアングルモニターは180度開かない(175度までしか開かないEOS R)

下の様な状態で、満足に被写体を追える訳がないでしょう。

ちなみに5度のズレですと、2m先の被写体のズレ量は17cmと顔一つ分になります。

24mmより広い画角のレンズを使って撮るのなら、多少のズレなど気になりませんが、背景をボカスためにそれより狭い画角のレンズを使うと間違いなく被写体がズレます。

狙っている物を満足に補足できないなんて、欠陥商品ではないかと言いたいくらいです。

恐らくバリアングルモニターが動画に向いていると言われる方は、この様な普通の撮り方をした経験が全く無いのでしょう。

一般的には動画にはバリアングルモニターが向いていると言われているのですが、これはあくまでも自撮りができるという理由だけだと断言したいくらいです。

また最近気づいたのですが、ジンバルとカメラをケーブルで接続すると、バリアングルモニターがケーブルと干渉して上に向けなくなるのです。

USBケーブルを接続するとバリアングルモニターが干渉する

ほとほと困ったものです。

そんな訳で、本格的に動画をやりたい方は、主にチルト式を採用しているニコンか、旧型のソニー機をお勧めする次第です。

かくいう幣サイトは、ニコン機に買い換えたときが楽しみでしょうがありません。