動画撮影で35mmをクロップすれば50mmの代替になるのか

2021/12/08

RF50mm F1.8 STMが欲しくなってきました。

先日、誤ってEOS R6の電子手振れ補正を強にして使った話をさせて頂きましたが、その動画を編集して気付いた事があります。

それは、普段より被写体が画面いっぱいに写り、更に背景が良くボケており、明らかに今までとは雰囲気の異なる映像になっている事です。

35mmのレンズを使って電子手振れ補正を強にした動画の切り抜き画像

これはかなり新鮮な驚きです。

画角が広い方が撮るのは断然楽なのですが、画角が少し狭くなるだけで、こんなにも変わるとは。

使ったレンズはRF35mm F1.8 STMで、電子手振れ補正を強にすると、画角は50mm相当になります。

そのときの絞り値はF2.8だったので、計算上(F2.8を1.5倍して)50mm F4.2で撮ったのと同じになります。

50mm F4.2となれば背景のボケは殆ど期待できないと思いきや、上の写真にあります様に水面に反射した光を見ると良い感じでボケているではありませんか。

この理由は、画角50mmでありながら画角35mmのつもりで被写体に近付いていたため、被写界深度が極端に浅くなったからです。

こうなると、思い切って50mmのレンズを買ってしまおうかと真剣に考えてしまいます。

と、一般的にはそんな流れになるのでしょうが、幣貧乏サイトは違います。

35mmのレンズをクロップすれば50mm(キヤノンの場合正確には56mm)のレンズとして使用できるのであれば、何も50mmのレンズを購入する必要はありません。

とは言え、普通に考えれば35mmのレンズをクロップするより、50mmのレンズをそのまま使用した方が画質が良い様な気もします。

静止画の場合は、間違いなくそう言えます。

とろが動画の場合、クロップしようがしまいが解像度(ドット数)は同じですので、そう単純な話ではありません。

では、両者に違いはあるのでしょうか?

実際に比べた事はないのですが、幣サイトが考える動画の画質の良いのは、以下の順です。(詳細はこちら

4倍オーバーサンプリング >ドットバイドット >端数オーバーサンプリング >画素間引き

2000万画素のEOS R6をAPS-Cサイズにクロップすると770万画素になりますので、もし普段使うFHD120Pの動画(200万画素)が画素間引きをしているとしたら、クロップした方が画質が良くなる可能性すらあります。

それを確認するとなると、やはり50mmのレンズを購入して、35mmをクロップした映像と比較するしかないのですが、それでは元も子もありません。

そんな訳で、取り敢えず35mmのレンズを使って、クロップ有り無しで画質を比較してみよう思うのでありました。

どんな結果になるかお楽しみに。