電子手振れ補正に気を付けろ

2021/12/04

そんなもんでしょう。

と、ニヒルな口調で始めさせて頂きましたが、以前お伝えしました様に、人様の成功事例や自慢話を聞いても殆ど何の役に立ちません。

偉人伝をいくら読んで、誰もが偉人になれないのと同じ事です。

むしろ失敗談を聞いた方が余程ためになると思うのですが、そんな有益な話ほど、誰もが口にしないものです。

そんな訳で、恥を忍んで、またまた幣サイトの失敗談をお話ししたいと思います。

それはある晴れた日の出来事です。

前日と同様に、EOS R6RF35mm F1.8 MACRO IS STMを付けて人物の動画撮影を行ないました。

すると撮り始めからどうもおかしいのです。

ジンバルを使って撮影していたのですが、前日と違って被写体が簡単にフレームアウトしてしまうのです。

変だなとは思いながらも暫くしたら慣れてきたせいか、狙い通りに被写体をフレーム内に収める事ができる様になり、結局それで撮影を終えました。

その動画を後でPCで確認してみると、何故かいつもより被写体に近づいて撮っているではありませんか。

普段より明らかに被写体に近付いている

普段はここまでのアップは撮らないのに、どうしてだろうと思っていたら、やっと謎が解けました。

何と電子手振れ補正をにして撮っていたのです。

その場合は、画角は大幅に狭くなり、凡そ50mm相当になります。

レンズの画角の違い

35mmと50mmの画角の違いならすぐに気付きそうなものですが、カメラのモニターを数十センチ離れて見ていたので、情けない事に撮り終えるまで全く気付かなかったという訳です。

ただし、収穫もあります。

ジンバルを使って50mmの標準レンズで動く人物を追うのはかなり難しいだろうと思っていたのですが、頑張れば何とかできそうです。

また思いっきりアップで、顔を大写しにするのもなかなかいけます。

35mmを含めて広角系でこんなにアップにすると、少なからずデフォルメが発生するのですが、標準レンズですとかなり自然な感じです。

これから使ってみるしかありません。

それはそうと、本件に関する再発防止策です。

撮影開始時には、(他人がカメラを使ったと思って)必ずファインダーに表示された全ての設定値を確認する。

また露出の記録を残すため、1枚静止画を撮っておくのも良いかもしれません。

これ、本当に大事です。

コメントを残す