EOS Rシリーズの致命的欠陥

2021/10/2

ご存知でしょうか?

1インチサイズ機であるキヤノンのPowerShot G7 X Mark IIIにおいて、動画記録中にモニター画面に赤枠が表示される様になったとの事です。

PowerShot G7 X Mark III

G7 X Mark IIIは、発売当初動画撮影時の被写体のAF切り替え速度が遅いとの指摘があり、その対策として何度かバージョンアップが行われ、今回の赤枠追加はそのついでに行われたのでしょう。

ですが、幣サイトが知っている限り、動画撮影中に赤枠が表示される様になったのは、キヤノン機で初めてではないでしょうか。

さらに本機の発売は2019/7で、かれこれ2年以上経ってから赤枠が追加されたのは朗報です。

となると、もしかしたらEOS Rシリーズにも、バージョンアップで赤枠を追加して貰えるかもしれません。

だったらやる事はただ一つです。

諦めずに、問題を指摘し続ける事です。

下はEOS R6のスタンバイ中と動画撮影中のもにたー画面の違いなのですが、一見してどちらが録画中なのか識別するのは難しいでしょう。

どちらが録画中か、にわかに判断できないEOS R6の動画撮影画面

これが明るい屋外でモニターが見難い状態、或いはカメラをジンバルに載せていて、強く録画ボタンを押せない状態なら尚更です。

このため、どんなに気を付けていても、録画しているつもりが録画しておらず、録画していないと思ったら録画されているという、極めて情けないミスが多発します。

実際、録画を停止しようと録画ボタンを押したら、録画を開始した瞬間は、全身の血の気が引きます。

これは間違いなく、(ユーザー要因の部分があるものの)メモリーカードに画像が保存されないのと同じ様に、画像入力機器としては致命的な欠陥と言えます。

どんなにレンズやボディーの性能が上がった所で、撮ったつもりのものが撮れていないのでは、話になりません。

ちょうど高級ブランドのバッグの底に穴が開いている様なもので、どんなに外装や装丁が見事でも、バッグとして機能していないのです。

確かに録画中に赤枠が表示された所で、完全に録画ミスを防げる訳ではありませんが、ミスが大幅に防げるのは間違いないでしょう。

そんな訳で、キヤノンに限らず現行機種に動画撮影中に赤枠表示機能がない機種を抱えているメーカーは、新製品の開発を一時中断してでも、この機能を追加させてほしいものです。

その声が大きくなれば、大企業も動いてくれるのではないでしょうか。

 

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