2022/11/11
目次
はじめに
ニコンとキヤノンのフルサイズミラーレス対応のレンズが増えてきましたが、それでもまだ5年先行したソニーに追い付けません。
一眼レフ時代におけるニコンとキヤノンの優位性は、そのレンズの豊富さにもあったのは間違いないでしょう。
そんな訳で、いつになったら両者がソニーに追い付くのか調べてみました。
現状
下の表は、現在のレンズの本数を種類別にまとめたものです。(詳細はこちら)
種類 | ソニー | ニコン | キヤノン | パナソニック |
広角ズーム | 5本(8本) | 3本 | 4本 | 1本(2本) |
標準ズーム | 8本(12本) | 6本 | 5本 | 3本(4本) |
望遠ズーム | 5本(8本) | 2本 | 4本 | 3本 |
広角レンズ | 10本(16本) | 6本 | 4本 | 3本(9本) |
標準レンズ | 5本 | 4本 | 2本 | 2本(3本) |
中望遠レンズ | 5本 | 2本 | 5本 | 1本(7本) |
超望遠レンズ | 2本 | 4本 | 6本 | 0本 |
計 | 40本(56本) | 27本 | 29本 | 13本(25本) |
参入期間 | 9年 | 4年 | 4年 | 3.5年 |
年平均発売本数 | 4.4本/年 | 6.8本/年 | 7.3本/年 | 3.7本/年 |
注:カッコ内の本数は他社製レンズを含のだ本数を示す。
これをご覧頂きます様に、両者とも依然ソニーより10本以上の差(遅れ)があります。
開発リソースからすれば、両者は3~4年でソニーに追い付くと勝手に予想していたのですが、コロナによる影響が少なからずあったにせよ、少々考えが甘かった様です。
予測
そんな訳で、もし今までと同じペースでレンズが増えていくとしたら、いつになったら追い付くかシミュレートしてみました。
すると、単純比例ですとニコンがソニーに追い付くのが5年後の2027年、キヤノンが追い付くのが4年後の2026年になってしまいます。
さすがにソニーもこれ以上同じペースでレンズの種類を増やすとは思えないですが、それでもあと数年は掛かりそうです。
そう考えると、マウント変更直後は他部門のリソースを借りてでも、猛ダッシュでレンズの種類を増やすのが、シェア獲得の鍵と言えるかもしれません。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。