RF85mm F1.2は、Plenaに迫る

NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaが発表されましたのに伴い、これから暫くYouTube界隈がこのレンズの動画で賑わうのでしょう。

また中には、オレは大口径単焦点レンズを3本も揃えているのを自慢するYouTuberも登場するのでしょう。

ところがです。

以前もお伝えしたのですが、実は135mm F1.885mm F1.2で十分代用できるのです。

と言いますのは、85mm F1.2をAPS-Cサイズにクロップすれば、焦点距離は1.5倍の128mmになり、被写界深度(ボケの大きさ)は同じく1.5倍のF1.8相当、すなわちフルサイズの128mm F1.8と同じ写真が撮れるのです。

85mm F1.2をAPS-Cサイズにクロップすれば128mm F1.8と同じ写真が撮れる

さらにキヤノンのAPS-Cサイズの場合、変換係数は1.6倍になりますので、この場合136mm F1.9と同じ写真が撮れるのです。

85mm F1.2をキヤノンのAPS-Cサイズにクロップすれば136mm F1.9と同じ写真が撮れる

確かにAPS-Cサイズにクロップすれば画素数は減るのですが、今どき一般的な4Kモニターで見る限り何の支障もありません。

更にです。

APS-Cサイズにクロップすれば、撮像素子面の中央部分しか使わないので、画像全体の解像度(MTF)もアップするのです。

そしてトドメはこれです。

Plenaは周辺部でもボケが丸い事を謳っています。

Plenaの画像サンプル

RF85mm F1.2をクロップすれば、同じとまでは言わないまでも、周辺部のボケも円形に近くなるのです。

RF85mm F1.2の画像をクロップすれば、玉ボケは円形に近付く

Plenaの存在に水を差す気はさらさらないのですが、85mm F1.2があれば135mm F1.8はいらんでしょう、というお話でした。

こんな話をするのは、恐らく世界中探してもウチだけでしょう。

コメントを残す