ニコンのコンデジはたった3機種

驚きました。

ここまで背水の陣を敷いていたとは。

いつかニコンに鞍替えするのに伴って、ニコンのレンズ固定式カメラにはどんなのがあるか調べた所、今ではたったの3機種しかないではありませんか。

ニコンの発売中レンズ固定式カメラ

恐らく最盛期は10機種以上はあったのでしょうに、ここまでしてNikon Z 9を含むミラーレスカメラに総力を掛けていたとは。

対するキヤノンは、それでも依然15機種ものレンズ固定式カメラを擁しています。

キヤノンの発売中レンズ固定式カメラ

とは言え、最新機種は新カテゴリーの小型望遠カメラのPowerShot ZOOMとか据え置きカメラのPowerShot PICKだけで、残りは2年以上前の機種になります。

どこのメーカーも、もはやコンデジは(多少撮像素子が大きく、光学ズームが使え、ストロボ内蔵で、可変モニターを備えていても)スマホに叶わないと諦めたのでしょうか。

そうは言っても、レンズ固定式カメラは、ミラーレスカメラにもないアドバンテージを持っています。

例えば、撮像素子上のマイクロレンズを専用設計にできる(集光効率を溜められる)事や、ストロボの全速同調が可能なレンズシャッターを使える事、レンズ一体型なので小型軽量で防塵防滴に対応し易い事です。

レンズ固定式カメラのマイクロレンズは集光効率が優れている

実際キヤノンのAPS Cサイズでレンズ固定式カメラであるPowerShot  G1 X MarkIIIは、同じくAPS-CサイズのミラーレスカメラであるEOS Kiss Mより小型軽量安価で、且つ性能的にも上で、おまけに防塵防滴仕様なのです。

PowerShot  G1 X MarkIII(24-72mm F2.8-5.6)とEOS Kiss M+標準ズーム(24-72mm F3.5-5.6)

何が言いたいかと言えば、いつかニコンからもレンズ固定式でNikon Z 50やZ fcを凌ぐ機種を出してほしいのですが、叶わぬ夢で終わるのでしょうか?

 

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