動画機としてのEOS R3の問題点

2021/09/12(日)

 

詳細は不明ながら、EOS R3は動画機としての性能を高めてくるのは間違いないでしょう。

縦位置グリップ一体型のEOS R3

ところがそうなると、非常に気掛かりな事が起きます。

それは、縦位置グリップ一体型となると、当然ながらカメラが数cm高くなりますので、使用できるジンバルが限られるという事です。

それでも色々探せば、EOS R3を載せられるジンバルが見つかるでしょうが、その場合当然ながらジンバル自体も大きく重くなります。

ジンバルを使った事がある方でしたらご存知でしょうが、一般的なフルサイズのカメラをジンバルに載せて撮影するだけでも、小1時間ほどでヘトヘトに疲れます。

ジンバル撮影は見た目以上に疲れる

この理由は、カメラを顔に近づけて撮るのと違って、ジンバル撮影の場合ジンバルを身体から離して持たなければならないため、カメラとジンバルの総重量に腕の長さを掛けたモーメントの負荷が働くからです。

ほんの数kgの荷物であっても、身体に密着させて運ぶのは楽なのですが、身体から少しでも離して運ぼうとすると、めっぽう疲れるのはこれが理由です。

そんな訳で、どんなにEOS R3の動画性能が優れていても、簡単にジンバル撮影ができないとなると、どうやって手持ちで滑らかな動画を撮るのでしょう。

どうせ高くて手も足も出ないのですが、本機を買って動画撮影を撮ろうと思われている方は、どうやって撮ろうと考えていらっしゃるのでしょうか?

またキヤノンは、何故ジンバル撮影に不利な縦位置グリップ一体型のカメラを開発したのでしょう?

謎です。