ご存知かもしれませんが、ソニーのVLOGCAM ZV-E1において、α7S IIIやFX3には無かったダイナミックアクティブモードなる電子手振れ補正が追加されました。
下の宣伝動画を見ると、many benefitsなる単語が頻繁に出てきますので、(大きくクロップされる事以外)どう見ても良い事ずくめの様に思われます。
ですが、誰も気付いていなのでしょうか?
このZV-E1において、ダイナミックアクティブモードなる電子手振れ補正を使うと、解像度が大幅に低下する事を。
ご存知の様にZV-E1の撮像素子の画素数は、1210万画素です。
この撮像素子の上下をカットして16:9を抜き取ると、その画素数は計算上1002万画素になります。
そしてダイナミックアクティブモードの場合、それから1.43倍にクロップされるとの事ですので、その画素数はたったの499万画素になります。
ところが4K動画は、どうしても829万画素が必要になります。
ではどうやっているかと言えば、499万画素に画素加算して829万画素に水増ししているのです。
この場合、単に近隣の画素をコピーするだけではなく、それなりの計算をして粗(あら)が目立たない様に水増ししているのでしょうが、所詮純粋な4K動画より解像度が半分に劣るのは間違いありません。
そんな訳で、ZV-E1のダイナミックアクティブモードは、緊急対応用のものと割り切った方が良さそうです。
なおついでにお伝えしておきますと、例えば2400万画素クラスのカメラの場合、16:9にしても2000万画素もありますので、多少電子手振れ補正のためにクロップしても、画素加算する事無く4K動画が生成できます。
2023/12/16
その後本記事には誤りがある事に気付きましたので、それが何か興味がありましたら下の記事をご覧願います。
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