EOS R6を1年使って思う最大の不満点

2021/09/01(水)

EOS  R6を使い初めてほぼ1年が経過しました。

それまで使っていたカメラと比べると、格段に使い易くなったのですが、当然ながら不満点も多々あります。

それらについては、既にこちらに列記させて頂いておりますが、1年後にどうなったかについてお伝えしたいと思います。

その第一段として、先ずは最も不満である今までに一度も使わなかった機能をご紹介したいと思います。

①RATEボタン
②AF-ONボタン
③ズームレンズについているズームリングロックレバー

上記3点についてはあった方が良いという方もいらっしゃるのでしょうが、どう考えても不要です。

EOS R6の左背面上部にあるRATEボタン

そもそも撮影現場で、小さいカメラのモニターを見ながら撮った写真のRATE付けする方がどれだけいらっしゃるのでしょうか?

またどうしても現場でRATE付けをしたければ、メニューから行なえば良いものを、何故専用のボタンを設ける必要があるのでしょう?

また、今時親指AFを使う方がどれだけいらっしゃるのでしょうか?

そして、レンズを逆さにしても鏡筒は延びないのに、何故ズームリングロックレバーが必要なのでしょうか?

AF-ONボタンについては、別の機能を割り当てられるのでまだしも、RATEボタンはそれすらできないので、存在する事自体が許せません

次に、折角だから何とか使おうと努力したものの、結局使わなくなったのが以下です。

④Fvモード
⑤LOCKボタン(正確にはマルチ電子ロックボタン)
⑥M-Fnボタン
⑦コントロールリング

使わなくなった理由は、Fvモードは利点が全く見出せない、LOCKボタンは電源OFFで代用できる、M-Fnボタンはメニューの上下表示が逆で直感的に使えない、レンズの先端にあるコントロールリングは手探りでどこにあるか分からず誤操作の元凶、と言った所でしょうか。

EOS R6の右エプロン部にあるM-FnボタンとLOCKボタン

恐らくこういった無用な機能や使えない機能は、プロの意見を聞いて取り入れましたと言うのでしょう。

ですが、その僅かなユーザーのために、それより遥かに多い声なき一般ユーザー(silent majority)に無駄な出費を強いるのは止めて頂きたいものです。

もしEOS R6の月産台数が1.6万台だとしますと、作り溜めを含めれば市場には既に20万台以上が存在する事になります。

この20万ユーザーのうち、果たして何人がこれらの機能を使っているのでしょう。

仮にRATEボタンを使っているユーザーが世界中に1000人居たとしても、全体の0.5%です。

その人達のために、199000(99.5%)人が無駄な出費を強いられるのは、どう考えても理不尽で不合理です。

もっと言わせて頂けるのならば、この1000人の利便性のために、何の関係もない199000人がお金を出し合っていると言えば、腹が立つ理由も分かって頂ける事でしょう。

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