FHDとHDの違いが分からない(その2)(動画の切り出し写真を拡大して比べてみた)

先日の以下の記事で、27型のFHDモニターで見る限りFHD(1920×1080)とHD(1280×720)の動画はおろか、FHDとSD(720×480)の動画を見比べても差が分からないとの話をさせて頂きました。

FHDとHDの違いが分からない

今回はその続きです。

前回は動画編集ソフトのダビンチリゾルブを使ってFHDとSDを拡大して比べてみたのですが、今回はFHDとSDの動画を切り出して写真として比べてみる事にしました。

下がFHDとSDのほぼ同じ大きさで全画面表示したものです。

FHD(1920×1080)左とSD(720×480)右の画像

当然これでは違いなど分からないので、一部を拡大してみます

FHD(1920×1080)左とSD(720×480)右の画像

これでFHDのモニターで全画面表示したのとほぼ同じ大きさなのですが。これくらいに拡大しても、ぱっと見では同じに見えるのではないでしょうか。

言っておきますが、FHDの画素数は207万画素でSDの画素数は35万画素と、6倍(長さ方向で2.5倍)も異なるのです。

という事は、フルサイズ機に例えると、2000万画素と1億2000万画素の違いになります。

それでもこの程度の差でしかないのです。

念のために、更に拡大すると以下の様になります。

FHD(1920×1080)左とSD(720×480)右の画像

これで明確に判別できるのですが、恐らくこれだけ拡大した状態で全画面表示すると縦横数メートルの特大モニターになるでしょう。

そんな訳で、一部を拡大して見る機会が殆どない動画においては、解像度が4倍程度の違いでは、とんでもなく大型のモニターを使って見ない限り、差が分からないと言って良さそうな感じです。