FHDとHDの違いが分からない(その4)(静止画のFHDとHDを比べてみた)

またまたFHD対応の27型モニターで見るとFHDとHDの違いが分からないの続きです。

前回は、Youtubeの動画を解像度を変えて見え方を比べてみました。

FHDとHDの違いが分からない(その3)(YoutubeにおけるFHDとHDの違い)


その結果、1080P(FHD)に対して720P(HD)は画像が僅かに甘くなり、480P(WSD)では明らかにぼやけて見えました。

ただしYoutubeや他の動画配信の場合は、特に動画のエンコードをやり直す訳ではなく、単純に動画の1フレーム内の画素を単純に間引いているだけの様に思われます。

そんな訳で今回は、スチール写真の画素数を、FHD(1980×1080)、HD(1280×720)、WSD(853×480)に縮小し、さらにそれらを再度FHDに戻して(拡大して)どの様に見えるか確認してみたいと思います。

この場合動画ではないのですが、単純に画素数の違いによる見え方の違を知るのであれば、これが一番正確な方法の様に思います。

そう思って作ったのが、以下の3枚の写真になります。

これをまたPhotoshopを使って、FHDに戻した(拡大した)のが以下になります。(FHDの画像は上と同じ)

この3枚をクリックして全画面表示にして比べると、確かにFHDとWSDは違いが分かるのですが、FHDとHDは同じに見えます。

FHD以下の解像度比較

また当然ながら、全画面表示以上に拡大すれば両者の違いは分るのでしょうが、動画の場合その可能性はまずあり得ません。

そんな訳で少なくとも、27型のFHD対応モニターで見る限りFHDとHDの識別はできないというのを本書の結論にしたいと思います。

モニターまでの距離にもよるでしょうが、恐らく両者の違いを明確に認識できるのは40型以上のモニターからでしょう。